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若者の読書離れの救世主になるか!?認定絵本士とは…

“若者の読書離れ”というキーワードを最近よく目にしますが、そもそも、読書って何の役に立つの?読書のメリットって何?という方もいらっしゃるかもしれません。よく言われているのが、読書好きの人、読書量の多い人は論理的思考に長け、最近よく耳にする「自己肯定感」が高い。そんな風に言われております。

ところが、最近、若者の読書離れが進んでいるようでございます。まったく読書をしない大学生が過半数超えという調査結果も先日発表されております。

さらに、国立青少年教育振興機構の調査によると、1か月間に1冊も本を読まない中学生は14.9%、高校生は38.9%。本を読まない理由で一番多かったのが「普段から本を読まないから」。つまり、子供の頃から読書習慣が身に付いていないのでございます。

さらに、この国立青少年教育振興機構の調査によると、就学前から絵本を読んだり、本の読み聞かせをしてもらったり、読書活動が多かった子供ほど、読書冊数や読書時間が多いことも分かっております。つまり、絵本や読み聞かせは、その後の読書習慣に大きな影響をあたえるのでございます。

要するに、幼い頃、絵本を読んだり、読み聞かせをしてもらった子供は、読書離れになりにくく、将来、理論的思考力、自己肯定感が高くなるということなのでございます。子供の想像力や読解力を育む絵本は、読書離れの救世主としても期待される存在なのでございます。

千葉敬愛短期大学の吉村真理子教授によると、絵本の読み聞かせは、読み手の知識と技術、経験によって、子供達の反応がまったく変わってくるんだとか。スキルのない読み手が読むと、子供は数分で飽きてしまうとのこと…。

子供が絵本好きになるかどうかは、読み聞かせの読み手のスキルにかかっているのでございます。そういったことから、保育の現場では、絵本を読み聞かせる技術や知識が見直されているのだとか…。

そんななか、絵本を通して子ども達の読書活動を充実させようと誕生したのが、「認定絵本士」制度でございます。この4月から、全国の大学・短大に先駆けて千葉敬愛短期大学と大阪樟蔭女子大の2校が講座を開設しております。2年間受講することで資格が取得できるそうでございます。将来的には、一定の実務経験を積めば「絵本専門士」と認定される仕組みも検討されているとのことでございます。

ちなにに絵本専門士とは、国立青少年教育振興機構が認定する民間資格で、絵本に関する知識や技能、感性を備えた専門家、絵本のスペシャリストで、保育士さんからの人気も急上昇中の資格でございます。

(文:N田N昌)Baby-mo 2015-03-14 発売号
Fujisan.co.jpより

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