体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

個性派夫婦を表現する最高の1台がワインレッドの光岡 リョーガ

車は単なる移動の道具ではなく、大切な人たちとの時間や自分の可能性を広げ、人生をより豊かにしてくれるもの。車の数だけ、車を囲むオーナーのドラマも存在する。この連載では、そんなオーナーたちが過ごす愛車との時間をご紹介。あなたは、どんなクルマと、どんな時間を?

▲何とも独特な存在感あるよね~とカメラマンと車の前で話していたところにやってきたオーナー夫妻。互いに勝手に想像していたオーナー像とのイメージのギャップに一瞬戸惑ってしまったが、ワインレッドの車に金髪の2人が乗り込む姿は実にマッチしている

▲何とも独特な存在感あるよね~とカメラマンと車の前で話していたところにやってきたオーナー夫妻。互いに勝手に想像していたオーナー像とのイメージのギャップに一瞬戸惑ってしまったが、ワインレッドの車に金髪の2人が乗り込む姿は実にマッチしている

この車にこのオーナー。個性と存在感がハンパないコラボレーション

世の中で売れている、いわゆる「定番モデル」がズラリと並ぶ市営住宅駐車場に、ひときわ個性的なオーラを放っているワインレッドのセダンがあった。日産 サニーがベースの“光岡リョーガ(2代目)”だ。非常に珍しいこの車のオーナーは、林宝浩樹(りんぽうひろき)さん。

「昔から車選びで迷ったときは、“希少”な方を選んでしまうんです」

浩樹さんは18歳で免許を取得してから、20台近く乗り継いできた車好き。若かりし頃、スペシャリティクーペに憧れて乗ったのが日産 レバード。ただし、TVの某刑事ドラマを見て憧れたわけではないと強調する。

当時、検討を重ね候補に挙がったモデルはトヨタ ソアラだったが、周りに乗っている人が多かったこともあり、悩んだ末にソアラより見かけることの少ない日産 レパードを選んだという。なんとも頑固な希少車好きだ。

そんなことより、なぜ2人とも金髪なのか。というかアメ車の方が似合いそう……

▲車内で流すBGMは、互いに好きなロックのアルバムを交代で聴くのが夫婦のルールなのだそう

▲車内で流すBGMは、互いに好きなロックのアルバムを交代で聴くのが夫婦のルールなのだそう

出会いは音楽。浩樹さんは中学生の頃から今も趣味でバンド活動を続けている。その繋がりの先輩に誘われたパーティで、他のバンドを撮影していたフォトグラファーだった、めぐみさんと出会ったそうだ。

現在、めぐみさんは主婦に専念するため撮影の仕事はしていないそうだが、互いにロック好き。そして個性と信念が大事な職業に就いていたことを聞いて、金髪夫婦のスタイルへの理解ができた。

だが、好きなロックバンドや曲は一切かぶらないうえ、共感し合うことも全くないとお互いに笑う。相手の好きな曲が流れているとき、一方は静かに車窓の景色でも見ているのだろうか。そんな様子を想像するとおかしくなってくる。

好きな音楽は譲らないのに車はあっさり譲ってしまうんですか! 浩樹さん(笑)!

▲このリョーガは「色」「革シート」「ウッドパネル」という夫婦のこだわりに、めぐみさんの好きな「光岡」を掛け合わせた林宝夫婦にとって最高の1台なのだ

▲このリョーガは「色」「革シート」「ウッドパネル」という夫婦のこだわりに、めぐみさんの好きな「光岡」を掛け合わせた林宝夫婦にとって最高の1台なのだ

リョーガを手に入れたのは、結婚した直後の約2年前。希少車好きな浩樹さんのゴリ押しの1台だと思っていたが、なんと選んだのはめぐみさんだった。

車好きのポリシーを捨ててしまったのかと、思わず浩樹さんにツッコミを入れてしまったのだが、浩樹さんはそんなことないと言う。

「免許は持っていませんが、昔から光岡の車がカッコいいなと思っていたので」とうれしそうに話すめぐみさんが言うには、知り合いのミュージシャンは大抵個性的な車に乗っているし、某メジャーバンドのボーカリストも光岡の車に乗っていると教えてくれた。

なるほど、音楽好きな2人が惹かれる車は偶然にも似てくるのかもしれない。

自分たちを表現してくれるリョーガに人も寄ってくる

▲浩樹さんは特にリアのテールランプの形状が気に入っているという。初代よりもこの2代目の方がベース車とのデザインの違いがはっきりしていて、より光岡車らしいという

▲浩樹さんは特にリアのテールランプの形状が気に入っているという。初代よりもこの2代目の方がベース車とのデザインの違いがはっきりしていて、より光岡車らしいという

平日は稼働しないが、休日はめぐみさんと義母を乗せ、買い物や旅行にと大活躍している。

リョーガに乗ってからというもの、知らない人にメーカーや車種を聞かれる機会がものすごく増えたそうだ。

高速のSAで休憩していたときなど、他のリョーガがわざわざ近くに止まり、話しかけられたこともあるそう。お2人ともこれをうっとおしいとは思っておらず、逆に交流が増える不思議な車だと捉えている。

人を引きつけるリョーガが今後も2人の人生に新しい出会いや豊かさを運んでくるに違いない。

そして互いの好きな音楽を理解できるようになるくらい、リョーガでドライブを楽しんでもらいたい。

▲トランクは思ったより広く、浩樹さんのドラムセットの一部も収納が可能だ

▲トランクは思ったより広く、浩樹さんのドラムセットの一部も収納が可能だ

▲この独特な佇まい、よほどの車好きでないとどこの何という車か、いい意味で全くわからないだろう。声をかけられることが多いというのもうなずける

▲この独特な佇まい、よほどの車好きでないとどこの何という車か、いい意味で全くわからないだろう。声をかけられることが多いというのもうなずける

どんなクルマと、どんな時間を?

光岡 リョーガ(2代目)と自分たちを表現する時間を。

光岡 リョーガ(2代目)はベースをプリメーラからサニーに切り替え、フロントまわりに加え、リアのデザインを変更し、より本格的なクラシカルセダンに仕立てられた。エンジンは1.5L、1.8Lの直4DOHC。1.8LはFF&CVTのモノグレードに対し、1.5LはFF/4WDそれぞれで5MT/4ATが選べるうえ、2グレードが設定されている。

▲林宝さん夫妻にとってクルマとは……

▲林宝さん夫妻にとってクルマとは…… この車を探してみる 「どんなクルマと、どんな時間を。」過去の記事はこちらtext/編集部 大脇一成

photo/茂呂正幸

関連記事リンク(外部サイト)

この車を探してみる

日刊カーセンサーの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。