【特集その1】小室哲哉が「ヒット曲を作るコツ」を掴んだ名曲とは?

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【特集その1】小室哲哉が「ヒット曲を作るコツ」を掴んだ名曲とは?
J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。4月16日(月)のオンエアでは、emmaとKANA-BOON・谷口鮪も一緒に番組をお届け。

同日の『FEATURE TOPICS』では、小室哲哉さんを特集しました。同コーナーでは、注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げています。

■小学生時代から作曲を開始!

小室さんは1958年11月27日生まれ、東京出身です。幼少期にバイオリンと絵画を同時に習える教室に通い始めたことが、音楽との出会いでした。小学校高学年のときに大阪万博で、日本におけるシンセサイザーのパイオニア・冨田勲さんのパフォーマンスを見て感動し、電子オルガンで自分の好きなフレーズを作曲し始めます。その時に作ったフレーズのいくつかは、時を経てTM NETWORKの『Here, There & Everywhere(冬の神話)』などに使われています。

その後、早稲田大学に入学し、在学中にプロミュージシャンとしての活動をスタート。1983年に宇都宮隆さん、木根尚登さんと共に、自身をリーダーとするユニット、TM NETWORKを結成しました。

1984年4月21日、シングル『金曜日のライオン(Take it to the Lucky)』と、アルバム『RAINBOW RAINBOW』の同時リリースでデビュー。しかし、TM NETWORKはすぐにブレイクしたわけではなく、小室さんはユニット活動以外にも音楽プロデューサーとして活動。1986年に渡辺美里さんの『My Revolution』を作曲したことで注目を集めました。

■小室哲哉が「ヒット曲作り」のコツを掴んだ曲

同曲は「声を揃えて歌いたくなる曲」を目指して作られたそうです。海外アーティストからの影響を受け、これまでの歌謡曲にはなかった革新的なサウンドに仕上がっており、リスナーだけでなく、音楽業界からも高い評価を受けました。TM NETWORKとしてはヒット曲が出ていませんでしたが、小室さんは「この曲で、ヒット曲作りのコツや方向性みたいなものが見えた」のだそう。

『My Revolution』で得た自信と手応えを、TM NETWORKでの活動にフィードバックし、翌年1987年の『Get Wild』でついに大ヒットを記録、1988年にはNHK紅白歌合戦に出場を果たします。

TM NETWORKのサウンドは、同じリズムをずっと続けていくミニマルなタイプの音楽を、バンドではなくコンピューターメインのサウンドで落とし込んだ点が新しかったと言われています。その後もエッジの立った活動を展開するTM NETWORKは、1988年に『CAROL 〜A DAY IN A GIRL’S LIFE 1991〜』という近未来を描いたコンセプトアルバムをリリース。少女キャロルがこの世のありとあらゆる美しい音を盗んだ魔王と戦うというストーリーで、木根さんは小説も執筆しています。

その後のTM NETWORKは、1990年に名義をTMNに変更。1994年にデビュー10年目のタイミングで一度、活動を終了しました。

そしていよいよ、日本中に“小室ブーム”を巻き起こした90年代がスタート! 記事は次回に続きます。また、『SONAR MUSIC』(21時〜)では12日(木)まで小室哲哉特集をオンエア。ぜひチェックを!

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【番組情報】
番組名:「SONAR MUSIC」
放送日時:月・火・水・木曜 21時−24時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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