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ケンドリック・ラマー、『DAMN.』が【ピュリッツァー賞】<音楽部門>受賞

ケンドリック・ラマー、『DAMN.』が【ピュリッツァー賞】<音楽部門>受賞

 ケンドリック・ラマーの『DAMN.』が2018年【ピュリッツァー賞】<音楽部門>を受賞した。通常は高い評価を得たクラシックの音楽家が受賞するこの部門で、クラシックやジャズではないジャンルの人気ミュージシャンが受賞するのは初の快挙だ。

 【ピュリッツァー賞】委員会は、30歳のラマーの生々しく力強い【グラミー賞】受賞アルバムを“熟練のソング・コレクション”と形容し、“現代のアフリカ系アメリカ人の生活”を捉えていると評した。ラマーには賞金15,000ドル(160万円)が贈られる。

 歌詞の内容の奥深さ、政治的なメッセージも込められたライブ・パフォーマンス、そしてヒップホップ、スポークン・ワード、ジャズ、ソウル、ファンク、ポエトリー、アフリカ音楽の巧みな組み合わせが絶賛されてきたラマーは、2011年に『Section.80』でミュージック・シーンに登場して以来、商業的な訴求力と高い評価の絶妙なバランスを保ってきた。

 米国でそれぞれがプラチナ認定(100万ユニット)されている『グッド・キッド・マッド・シティ』、『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』、そして『DAMN.』でラマーは、黒人であることやストリート・ライフ、警察の蛮行、不屈の努力、サバイバル、そして自尊心などについて考察し、それぞれが芸術作品の域に達している。彼の尖って鋭敏なラップはその世代の声となり、軽々とヒップホップ界をリードするだけでなく、ラップ外のロック、ポップ、ジャズのオーディエンスにも波及した。チャートの常連でもある彼は、全米チャートTOP40に24曲送り込んでおり、中でも『ハンブル.』がNo.1を獲得している。

 【ピュリッツァー賞】委員会は過去にボプ・ディラン、デューク・エリントン、ジョージ・ガーシュウィン、セロニアス・モンク、ジョン・コルトレーン、ハンク・ウィリアムズに<特別賞>を授与してきたが、<音楽部門>でラマーのようなポピュラー音楽のアーティストが受賞したことはなかった。ジャズ・アーティストでは1997年にウィントン・マルサリスが初めて受賞している。

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