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AFRO FUKUOKA編集長&紀伊國屋書店の書店員オススメ! 福岡が舞台の本8選

この街にきっと住みたくなる! 書店員&街情報誌編集部が推薦する物語とは?

街の情報を知り尽くした街情報誌の編集部と、その街の書店員に、読んだらその街に住みたくなる本を紹介してもらうこの企画。

今回はJR博多駅のバスターミナルにある紀伊國屋書店の書店員と、福岡のライフマガジン『AFRO FUKUOKA』の編集長に、福岡がもっと好きになる、オススメの街本を教えてもらった。書店員が推薦する街が好きになるこの1冊教えてくれたのは?

紀伊國屋書店福岡本店 高倉史朗さん
JR博多駅のバスターミナルにある紀伊國屋書店福岡本店。ワンフロア1000坪もあり、約70万冊という豊富な品ぞろえで福岡人をむかえる。紀伊國屋書店福岡本店 高倉さんの推薦本①:ライオンズ、1958。(著・平岡陽明)

ライオンズ、1958。1958、西鉄黄金時代奇妙で温かな男たちの友情

主人公・木屋淳二は西九州新聞社で西鉄ライオンズの番記者を務めている。ある日、木屋はひょんなことから、面倒見の良いヤクザの田宮と知り合い、意気投合する。2人の奇妙な友情を軸に、西鉄の花形選手・大下や孤児院の野球少年との交流など、人間ドラマを生き生きと描き出す。

西武ライオンズの前身で、博多っ子の誇りでもあった西鉄ライオンズの黄金時代に、不思議な縁で交わった男たちの物語。ヤクザと新聞記者、野球選手がそれぞれ己を信じて一直線に生きる姿がすがすがしく描かれている。

ノスタルジックやハードボイルドという言葉だけでは語りきれない、福岡という世界が読むほどに広がっていくこと間違いなし。(高倉さん)
ライオンズ、1958。紀伊國屋書店福岡本店 高倉さんの推薦本②:ローカルブックストアである――福岡ブックスキューブリック(著・大井実)

ローカルブックストアである: 福岡 ブックスキューブリック書店が“街”を変える! ある書店の15年間の物語

福岡で2001年に船出した小さな総合書店「ブックスキューブリック」の店主が、本屋になるまでの経緯や本への思いを綴った一冊。けやき通りにあるその店は、今や本好きが集まる全国的に有名な書店である。

はじめは素人同然からスタートした書店づくりだったが、街の商店主を巻き込み、本を媒介に「人」と「街」とがつながるコミュニティ構築へと展開していく。

「書店とは町に不可欠の文化的インフラだ」と言い切る著者は、トークイベントやブックフェス「ブックオカ」を開催し、本の魅力を伝え続けている。その姿に、ローカルブックストアのあり方、ひいては「本のある暮らし」について考えさせられる。大井さんの15年間にわたる本屋稼業を詰め込んだ一冊。(高倉さん)
ローカルブックストアである: 福岡 ブックスキューブリック紀伊國屋書店福岡本店 高倉さんの推薦本③:山よ奔れ(著・矢野隆)

山よ奔れ激動の幕末は博多で、祇園山笠に命を賭けた男たち

舞台は慶応元(1865)年の博多。幕末の世の中でも、祇園山笠に命を賭ける男たち「のぼせもん」がいた。一方、尊王攘夷派と佐幕派に藩論が二分した黒田藩では筑前勤王党が起死回生を狙っている。「のぼせもん」の大工・九蔵と、筑前勤王党の中心人物・月形洗蔵は、身分は違えど互いを友と認めていた。しかし、時代の荒波とともに2人は互いの間にある隔たりを感じることに―。

祇園山笠が舞台の小説は珍しく、福岡出身の著者が地元愛を込めた渾身の一作。尊王攘夷の嵐が荒れ狂う中、博多の男たちが暴れまくる姿にスカっとさせられること必至! 

活気ある博多弁、祭りの熱気、男同士の友情……雄々しい魅力にあふれた一冊だ。(高倉さん)
山よ奔れ紀伊國屋書店福岡本店 高倉さんの推薦本④:福岡「地理・地名・地図」の謎(監修・宮崎克則)

福岡「地理・地名・地図」の謎  意外と知らない福岡県の歴史を読み解く! (じっぴコンパクト新書)知れば知るほど面白い!福岡の地理・歴史トリビア
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