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つらい片頭痛の前兆「閃輝暗点」、意外と知られていないこの状態と頭痛の話

 漫画サイト・コミックウォーカーで「おじさんと女子校生」を連載している、漫画家・加藤マユミさんが「閃輝暗点って知っていますか?」という漫画をツイッターに公開したところ、多くの人が「自分も同じ症状ある!」と共感を寄せています。

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 若い人に多くみられる「片頭痛」。頭全体か片方がズキズキと痛み始め、吐き気や嘔吐に繋がる程のひどい痛みとなる片頭痛がある人は意外と多くいます。しかし、その片頭痛が起こる前兆にみられる現象について、うまく説明しにくい事もありなかなか知られていなかったり理解されていなかったりという事も。

 そんな片頭痛と、その前兆の「閃輝暗点」について加藤さんが漫画で自身の症状を説明しています。

「閃輝暗点」(せんきあんてん)って知ってますか? pic.twitter.com/gq4R73UtD1

— 加藤マユミ@「おじさんと女子高生」1巻発売中 (@katomayumi) April 15, 2018

 漫画の中で加藤さんは中学生くらいの頃から閃輝暗点を伴った片頭痛が起こるようになったと話しており、その症状や対処法、どうして漫画にしてみたかを描いています。



 この状態について加藤さんに詳しくお話を聞いたところ、発症した当時から年4回くらいの頻度で閃輝暗点を伴った片頭痛が起きていたそうです。30歳を過ぎた頃から閃輝暗点の後の頭痛は起こらなくなる時も出てきてあっても弱い物との事。

 ストレス下の状態では発生せず、仕事の締め切りが終わった次の日などストレス状態から解放された時に閃輝暗点が発生する事が多く、最近ではヨガをやった後に発生しているそうです。

 10代~20代にかけてかなり症状が辛かったにもかかわらず、頭痛が起きても受診には至らず閃輝暗点が起きた時に市販の内服薬を飲む事で頭痛を抑えていたそうですが、最近になって閃輝暗点が長く発生し、原因も分からなかった事があり、ネットで自身の症状を調べて脳疾患の可能性もあるかもと思い脳神経科へ受診、MRIの検査もしたそうです。

■頭痛の種類と緊急度

 頭痛と一口に言っても、脳梗塞や脳出血・クモ膜下出血などの脳血管疾患で、早急な処置が必要な緊急性の高いものから一時的なもので、薬を飲んで寝ていれば大丈夫なものまで様々。頭痛は血管や神経の異常から発生する「一次性頭痛」と先述した脳血管疾患や腫瘍などの他の病気により引き起こされる「二次性頭痛」の2種類に大別されます。

 命に関わったり、後遺障害が発生する可能性が高い二次性頭痛であるかどうかを診断するためには、普段の症状の有無を把握しておくことが重要ですが、脳腫瘍の場合はじわじわと頭痛以外の症状が進行して、他の脳機能障害が見つかった時には既に腫瘍が大きくなってしまっていることがあります。また、脳の動脈にできたこぶ状の奇形が破裂寸前まで大きくなってから頭痛などの症状が出るなど、少しずつ症状が進んでから一気に破裂して出血を起こすクモ膜下出血などの血管の破裂は、普段あまり症状がない人が突然ののたうち回るような激しい頭痛に見舞われる、といった症状がみられます。
 
 この為、頭痛が起こった時はまずすぐに命に関わる疾患でありそうな激しい頭痛であれば即救急車を呼んでもいいのですが、それ以外の場合は見過ごされがちになりやすいものです。
 
■片頭痛を含む一次性頭痛について

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