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イギリス軍のF-35B、自国機材を用いた初の空中給油を実施

イギリス軍のF-35B、自国機材を用いた初の空中給油を実施

 先ごろ全ての試験飛行を完了し、開発段階終了をアナウンスしたロッキード・マーティンF-35。アメリカ海兵隊・空軍をはじめとする導入予定の各国軍も、実戦化に向けての手続きを進めています。その中で2018年4月12日(現地時間)、イギリス軍は自国の機材を使用した空中給油を初めて実施したと発表しました。

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 空中給油を実施したのは、イギリス海軍と空軍に所属するF-35B。現在機種転換訓練を行なっているアメリカ、ノースカロライナ州のアメリカ海兵隊ビューフォート航空基地を離陸し、大西洋へ。

 大西洋上で、イギリスのブライズノートン空軍基地を離陸した、イギリス空軍第10飛行隊の空中給油機ボイジャー(エアバスA330 MRTT)と合流し、空中給油を行いました。この空中給油は、実戦を想定して昼間と夜、両方のシチュエーションで実施され、どちらも問題なく終了しました。

 F-35を作戦機として運用するには、空中給油は不可欠。特にイギリス海軍・空軍が導入したF-35Bは、S/VTOL能力を実現する為のリフトファンが胴体中央部に存在し、その分燃料タンクのスペースが小さいので、1回の給油における航続時間(=作戦行動半径)が少ないという弱点を抱えています。その為、自国の機材を用いての空中給油の確認は、イギリス軍のF-35にとって非常に重要なのです。

 今回の空中給油が問題なく実施できたことで、F-35Bを現在訓練を行なっているアメリカから、大西洋を横断して実戦配備されるイギリスへと移動させるミッションにおける、最大の懸念が払拭されました。イギリス軍のF-35は、まず今夏、空軍のF-35Bがイギリス北部ノーフォークにあるマーラム空軍基地へと移動し、第617飛行隊として運用が始まる予定です。

Image Credit:Crown Copyright 2018

(咲村珠樹)

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