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優雅なグランピングと、原始的な狩猟を一度に体験してみて感じたこと(狩猟編)

優雅なグランピングと、原始的な狩猟を一度に体験してみて感じたこと(狩猟編)

1泊2日の旅でした。地元である、河口湖の新しい魅力に気づけるのかどうか。

その短い期間で、グランピング的な楽しみ方とリアルな狩猟という、ある意味 “真逆” とも言える2つのキャンプ体験を同時にできたことで、自分のなかの価値観がグルグル掻き回されたような気がします。

前編はこちら。

(※後編は、鹿の解体写真なども掲載してあります。閲覧にはご注意ください)

いざ、富士の麓
本栖湖へ

優雅なグランピングと、原始的な狩猟を一度に体験してみて感じたこと(狩猟編)

山梨県の河口湖にある「星のや富士」に宿泊。

翌朝は、背負子(しょいこ)のように運ばれてきた、釣り具をイメージした木箱に入った朝食「モーニングBOX」をテラスでいただき、いざ狩猟体験の地「本栖湖」へ、車で30ほどかけて移動。

体験したのは、星のや富士が提案している「ジビエを通した、大人の食育プロジェクト」。ここでは、狩猟から解体までの一連の流れを見ることができるんです。

プロが狩り、プロが作った
「ジビエ」だったんだ

優雅なグランピングと、原始的な狩猟を一度に体験してみて感じたこと(狩猟編)

案内してくれたのは、猟師歴40年以上の滝口雅博さん。圧倒的なプロフェッショナルから繰り広げられる話がとにかく面白く、「これこそ学びだ」と思うものばかり。

山や植物のこと。鹿や猪の特性。ハンティングと狩猟の違い。わな猟の仕掛けのロジック。経験と敬意。解体と鮮度。鹿や猪との距離感。その場で解体するインディアンカット——。

そこには、グランピングで来たお客さんになんとなく山を体験してもらおう、みたいなゆるさはなく、惜しげもなく一流の猟師のこだわりを話してくれます。そして、ツアーを通して滝口さんが何度も口にしていたのが「プロとは何か」ということ。自身は猟と解体と料理のプロであり、そこにプライドを持っておいしくいただくことがいかに大切なのかということを、熱く、ときにジョークも交えながら話してくれました。

 

前日の夜に食べたおいしいお肉も、突然あの形になって出てきたわけではなく、生きていた鹿や猪を狩り、血抜きと解体をし、猟師やシェフが食材として高いレベルにまで引き上げたからこそ、あのグランピングディナーのテーブルに並んだのだ、と。

これは、今回の1泊2日のような連続性のある体験でなければ、ここまで深く考えさせられることはなかったと思うんです。優雅なグランピングと、原始的な狩猟を一度に体験してみて感じたこと(狩猟編)優雅なグランピングと、原始的な狩猟を一度に体験してみて感じたこと(狩猟編)

「すべては繋がっている」と
強烈に理解できる

優雅なグランピングと、原始的な狩猟を一度に体験してみて感じたこと(狩猟編)

狩猟体験ツアーで行なう猟は、主に「わな猟」。実際に鹿を仕留めたときは、インディアンカットと呼ばれる、もっとも原始的な解体の第一作業をその場で行なうこともあるそうです。

滝口さんによる解体作業は、あまりにもスムーズで目を疑うレベル。先ほどまで「鹿」だったものが、徐々に見慣れたお肉になっていきます。動物の体の構造をすみずみまで理解しているからこそ、というプロの技を見ることができます。優雅なグランピングと、原始的な狩猟を一度に体験してみて感じたこと(狩猟編)優雅なグランピングと、原始的な狩猟を一度に体験してみて感じたこと(狩猟編)優雅なグランピングと、原始的な狩猟を一度に体験してみて感じたこと(狩猟編)
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