体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

11カ月働いて1カ月休む! クリエイティブの一環として考える、ユニークな取り組み

11カ月働いて1カ月休む! クリエイティブの一環として考える、ユニークな取り組み
J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー『RECRUIT THE WORK SHIFT』。さまざまな企業が取り組んでいる働き方の今を知り、これからの変化や未来を考えます。 4月9日(月)のオンエアでは、ロゴ、ウェブ、グラフィック、紙媒体などのデザインを手掛けるワヴデザイン株式会社の働き方をシェアします。

■11カ月働いて1カ月休む

ワヴデザインは、渋谷区富ヶ谷に「スタジオ」と呼ばれる、デザインにまつわる業務を手がけるオフィスと、ギャラリースペース、シェアオフィスを展開しています。また、企業に常駐し、クライアントと一緒にサービスの開発事業なども手がけています。

ワヴデザインでは、11カ月働いて1カ月休むという長期休暇を取れるユニークな取り組みを行っています。この取り組みをはじめたきっかけを、取締役・中村和貴さんに伺いました。

中村:デザインが好きなので、すごく楽しんで仕事をしているんですね。ただ、デザインという仕事は、アウトプットしていくばかりになると、アイディアが固まってしまったり、新しい表現ができなくなったりします。僕らは良質なアウトプットを続けるためには、良質なインプットが大切なんじゃないかと考えています。そのために、休みの日にいろんなところに行くことを推奨しています。(短期休暇だと)短い時間で体験できることしかインプットできないので、長期休暇を取ることで、今までできなかったことにチャレンジできるんじゃないかと思ったのが始まりです。

■実現のために増員

この取り組みを実現するには、さまざまな下準備が必要だったと、中村さんは話します。

中村:1〜2週間の休みをテスト的に取ってみて、「ちょっと工夫すれば1カ月いけるかもしれない」と思いました。実現するためにスタッフ(ワヴデザインではメンバーと呼んでいます)を増やし、それからスタートしました。今では長期休暇を取れるところもありますが、当時はどこにもありませんでした。プロとして、お客さまにご迷惑をかけることは避けなければならないと思い、ひとりで完結していた仕事を、必ずふたりチームで情報を共有していく。そういう体制を敷くことで、カバーできると考えました。

■クライアントも賛同!

すでに9人の社員が長期休暇を取得しています。スタートした2012年当時は、やっとワークライフバランスという言葉が使われはじめた頃でした。そんな中でも、多くのクライアントが賛同し、「転職したい」という声もあったそうです。

中村:福利厚生で常にある制度ではなく、デザイン事務所がカッコイイプロダクトを作るのと近しいイメージで。僕らの中ではひとつのクリエイティブプロジェクトです。デザイン事務所が思う働き方や考え方を発信するための、ひとつのアイディアになるイメージでやっています。制度にしてしまうと、それに依存してしまって「それがないと駄目」と縛ってしまうので、いつでも始められるし、いつでも止められる。「もっといいものがあれば、その方法を。なければ作る」という考え方がしっくりくると考えました。

クリエイティブであるための長期休暇制度。あえて制度化しない、「良質なアウトプットのための良質なインプット手段」という柔軟な発想が、これからいろいろな会社で広がるかもしれません。

【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時−9時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

J-WAVEニュースの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。