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Interview with Starcrawler

Starcrawler1 | Photography : Riku Ikeya

フー・ファイターズのデイヴ・グロールやマイ・ケミカル・ロマンスのジェラルド・ウェイ、俳優のイライジャ・ウッドらを虜にし、ロックンロール新時代のパイオニアとなることを大いに期待されているLAの若き4人組バンド、Starcrawler。リリースされたばかりのデビューアルバム『Starcrawler』を携えて初来日を果たし、全国各地のライヴハウスを狂騒状態に塗り替えた彼らは一体いかなるバンドなのか。アイコニックな紅一点のヴォーカリスト、アロウ・デ・ワイルドとベースのティム・フランコの2人に話を訊いた。

──デビューアルバムは、4人の感情が爆破する瞬間を焼き付けた作品だと感じました。アロウとティムにとってはどんな作品になったと思いますか?

アロウ「録音の手法もライヴ・レコーディングだったし、ライヴショーのエネルギーを捉えたかった。そう、だから、つまりは自分たち自身を映し出したアルバムなんだと思う」

──ライヴのエネルギーを作品に封じ込める難しさはロックの歴史における永遠の課題でもありますよね。

アロウ「でも、私たちにとっては、そんなに大変なことじゃなかった」

ティム「レコーディング前に入念なリハーサルをやったしね」

アロウ「レコーディングが長くなって、エネルギーが削がれる瞬間もあったけど、意外と大丈夫だったかな」

Starcrawler3 | Photography : Riku Ikeya

──すぐに修正加工できるデジタル・レコーディングではなく、簡単に直しがきかないアナログ・レコーディングでの録音はいかがでしたか?

アロウ「エキサイティングだった!デジタル・レコーディングは後で修正が出来るからということで怠けてしまっていたと思うんだけど、アナログ・レコーディングはその演奏をより良いものにしようと考えて、気合いも入ったし、サウンドも良くなったと思う」

──現代社会が、あらゆる無駄を省くように進化し続けていることを考えると、アナログ・レコーディングはあまりに手間がかかる手法でもありますよね。

ティム「自分はそう思わなかったよ。むしろ、テープを使うことが自分にとってクールなことだったし、エネルギーを捉えるべく、演奏もワンテイクごとにアプローチを考える、その過程が大事だったんだ」

Starcrawler5 | Photography : Riku Ikeya

──アルバム未収のファースト・シングル「Ants」はレッド・クロスのスティーヴン・マクドナルド、アルバムはライアン・アダムスがプロデュースを手がけていますが、2人のロックスターからどんなことを学びましたか?

アロウ「スティーヴンは、私たちのやりたいことを活かしながら、ベースもプレイしてくれたり、ビッグなサウンド作りに長けた素晴らしいプロデューサー、エンジニアだった。そして、ライアンは私たちの作品をより良くするためのアイデアを持っていて、レコーディングではそれを試させてくれた。しかも、これをやりなさいと指示することはなかったし、私たちのアイデアも大切にしてくれて、その絶妙な加減がやりやすかったかな」

──Starcrawlerがプレイしているロックンロールはバラードあり、グラムロックあり、サイケデリックなものがあったり、シンプルでありながら、ロックンロールの多様性を感じさせるものですよね。

アロウ「ありがとう! 今回のアルバムでは多様性を持たせることを意識して、ダークな曲もあれば、「I Love LA」のようにポップなものだったり、「Tears」のように悲しい曲があったり、そうした1曲1曲の違いを感じてもらえるんじゃないかな」

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