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「実在しない建築物」をモチーフに…画家・野又穫の最新作が観られる展覧会が開催中

「実在しない建築物」をモチーフに…画家・野又穫の最新作が観られる展覧会が開催中
J-WAVEの番組「GOOD NEIGHBORS」(ナビゲーター:クリス智子)のワンコーナー「MORI BUILDING TOKYO PASSPORT」。3月27日(火)のオンエアでは、実在しない建造物をモチーフに創作をする画家・野又 穫さんの最新作がそろった「野又穫 展 ASCENDING DESCENDING」をピックアップしました。

野又さんは、独自の空想建築絵画を描いています。クリスは、「人物はあまりいない。でも気配はある。観ていると不思議な感覚になります」と作品を見た感想を述べました。

非常に現実的な緻密さと、非現実的な空想のかけ合わせが不思議な作品で、ビル、塔、街並みなど様々な建造物が現れます。代表的なところでは、伊坂幸太郎さんの著書『モダンタイムス』の表紙も手がけました。

■「ASCENDING DESCENDING」とは?

オンエアでは、現在開催中の今回の展覧会について、野又さんに説明をしていただきました。

野又:「ASCENDING DESCENDING」は日本語に意訳すると、「はるかな場所、超越した存在」と考えていただけたらいいかと思います。想像上の建造物は86年から描いていますが、徐々に幾何学的なものから有機的なものへの関心が増してきました。特に震災後の社会の状況を思ったときに、自分の気持ちをよりかたちにできたらと思い、ずっと球体を描いてまして、それが一番自分の精神状態を反映する表現に近づけるかなという可能性を感じ、今回につながっています。

今回展示されているのは、2011年以降に制作された作品。建築が持っている安心感が覆されたと感じ、物質の強さより精神的な強さをかたちにしたいと描き始めたのだそうです。

■展覧会に込めた思い

展覧会には13点ほど展示されていて、すべて球体。「これまでの野又さんの作品とは違う印象を持つ方もいらっしゃるかも」とクリス。

野又さんは球体を描くことで、自分の意識の変化を感じ取ることができたとのこと。この展覧会に込めた思いを聞いてみました。

野又:先を見通したいという欲求と、不安と、そうはいっても安心や安定を求める気持ちが、牧歌的な背景と、球体なんですが未知の大きな存在というか、そこはかとない安心感と微量の不安、そのへんの気持ちをかたちにしています。やはり脱構築というか、建築じゃない社会の構造とかに興味がでてきたということだと思う。先の読めない時代に先を読もうとして疲れた人に観てほしいです。

会期中の5月25日(金)には、ミュージシャンの井上 鑑さんとのトークショーも予定されています。

野又:井上さんにはキーボードとアコーディオンの演奏をしてもらう予定です。私はどうしましょうかね(笑)。

野又さんもプライベートではバンドを組んでいるそうなので、おもしろい時間になりそうです。

「野又穫 展 ASCENDING DESCENDING」は、3331 Arts Chiyodaラウンジの佐賀町アーカイブにて5月27日(日)までの開催です。5月25日のトークショー「Talk & Music 井上鑑+野又穫」は、3331 Arts Chiyodaラウンジにて開催。詳しい情報はアーツ千代田 3331のウェブサイトなどでご確認ください。

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【番組情報】
番組名:「GOOD NEIGHBORS」
放送日時:月・火・水・木曜 13時−16時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

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