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福島第一原発バーチャルツアーが公開 事故から7年の「今」を見てみませんか

福島第一原発バーチャルツアーが公開 事故から7年の「今」を見てみませんか

 2011年3月11日の東日本大震災をきっかけに発生した事故で、多くの被害と影響を与えた東京電力福島第一原子力発電所。現在、廃炉に向けた準備が続けられています。しかし、このところ地元でもプラント自体の情報が伝えられることが少なくなり、その分「今、プラントはどうなっているのか」という部分が判りにくくなっているのも事実。その「知りたい」にこたえる、バーチャルツアーのコンテンツが公開されました。

【さらに詳しい元の記事はこちら】

 「INSIDE FUKUSHIMA DAIICHI~廃炉の現場をめぐるバーチャルツアー~」と題されたこのコンテンツは、廃炉に向かう福島第一原子力発電所、通称「1F(いちえふ)」のバーチャルツアーを通して、事故から7年を経過した今の状態を多くの人に知ってもらいたいと、東京電力ホールディングス株式会社が公開したもの。原子炉や使用済み燃料プールの安定冷却、汚染水対策をはじめ、作業・労働環境の状態など、事故当初に比べて改善したけれども、なかなか伝えられない「現場の空気」を感じられるものとなっています。

 ツアーでは、事故から7年が経過した今の姿を、PC上でいつでも、どこからでも見ることができます。1〜4号機の原子炉建屋を間近で見たり、施設の一部を360度画像の臨場感ある形で体感することも。また、各見学ルートの動画の最後には、現場や設備に関する質問に答えるFAQコーナーもあり、抱きがちな疑問に対しても知ることができるようになっています。

 実際に見てみると、一時期原発事故の報道で見られた真っ白い「タイベック」と呼ばれる使い捨ての作業着(タイベックは使われている素材の商品名)を着た人は少なく、通常の作業服姿の作業員が目立ちます。汚染された周辺地域と同じく、発電所構内の除染が進んでおり、放射性物質(放射能を持つ物質)が除去されて空間放射線量が低下したため、放射性物質(放射能を持つ物質)の付着を防止する使い捨ての作業着が必要なくなっているのです。

 また、現場では作業に適した環境かどうか、可搬式の空間放射線量計モニターを88ヶ所に設置しており、それを使って空間放射線量をリアルタイムで計測しています。この空間放射線量は、バーチャルツアーのムービーでも画面左下に見えるウインドウで常時表示しており、場所によって変化する数値を確認できます。


 バーチャルツアーで公開されている設備は、以下の通りです。

 ■1号機
  事故当時、水素爆発で原子炉建屋の上部が大きく破壊、がれきが内部に。2018年1月からがれき撤去作業開始。

 ■2号機
  事故当時、水素爆発を免れる。現在、使用済み燃料プールから燃料を取り出すための調査準備中。

 ■3号機
  事故当時、水素爆発で原子炉建屋が破壊。屋上のがれき撤去が終わり、燃料取り出しの準備が進む。2018年中頃から使用済み燃料の取り出し作業開始予定。

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