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「またその話?」自慢話にウンザリ…心が軽くなる自慢話の聞き方とは

「またその話?」自慢話にウンザリ…心が軽くなる自慢話の聞き方とは

コミュニティの種類にかかわらず、どの人間関係でも悩みの上位に来るのが「人の自慢話」です。相手がいかに自分より優れているか、長々と語られてしまうのは非常にストレスがたまりますよね。上司やお客様など、会話の相手が立場の強い人であるほど逃れるのが難しく、悩みがより深くなります。

でも少し考え方を変えれば、聞く間の心の負担を減らすことが可能です。今回は視点の変換方法をお伝えします。

丘村奈央子

1973年長野県生まれ。広告営業職の正社員、編集職の派遣OLを経て2010年にフリーライターとして独立。現在は一般企業、制作会社、出版社からテキストや書籍のライティングを請け負っている。2016年8月に電子書籍の自著『人生が変わる会話術』を刊行。

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自慢話は2つの要素に分解できる

まず、あなたが人の自慢話を聞いているときの状況を思い浮かべてみてください。おそらく苦々しい気持ちや「早く終わってほしい」というイライラが出てくるのではないでしょうか。得意げに話している相手の顔も浮かぶかもしれません。

このとき、会話の場には2つの要素が一緒になって存在しています。

1つは「聞き手の感情」です。聞いている側がイヤな気持ちでいたり、ウンザリしていたりするマイナスの感情です。もう1つは「話し手からの情報」です。たしかに聞いていて快適ではないかもれませんが、話し手からは何か情報が発せられているのは事実です。

だから自慢話が始まったときは「話し手からの情報」に集中し、「聞き手の感情」を自分から切り離すと心の負担が減ります。

一つでも新たな情報を得られたら無駄ではない

ではまず「聞き手の感情」を考えてみましょう。なぜ、私たちは人の自慢話を聞いてイヤな気持ちになるのでしょうか。感情を詳しく見ると、役に立たない、時間の無駄と考えてその話に価値が見出せないほか、嫉妬や劣等感などからイヤな気持ちが生まれています。自分にはできないことや関係ないことについて、いかにできたかを得意げに話している。それは学歴かもしれないし、役職や所属企業、個人的な能力のことかもしれません。差異を見せつけられたり、自分に関係ない話をされたりすると人はイライラします。

自慢話が始まったときに囚われてしまうのはこの感情です。でもここで、いったん感情と事実を切り分けて考えてみましょう。たしかに相手は自分に比べて差異があり、それを自慢の種にしていますが、実は差自体は隠しようがなく厳然とあるものではないでしょうか。また、目の前の話は本当に無価値でしょうか。

以前私も、読んだ本や見た映画について自慢する人に出会ってイヤな気持ちになることがありました。相手は海外著者の本やマイナーな文学系映画が好きだったので、私に向かって「あなたは知らないでしょう」という態度で話すのです。興味がなく、最初はイヤイヤ聞いていたのですが、あるとき「私のほうが知らないというのは事実だ」と思い当たりました。

私と相手の間で、外国書籍について知識の差があるのは事実です。マイナー映画についても鑑賞経験や生まれた感情の量は絶対勝てません。だからこそ相手は私を選んで自慢しています。そこで私は、起こってしまった「聞き手の感情」は置いて「話し手の情報」にフォーカスすることにしました。

もし知らない書籍や映画について語られたら「その作者はどこの国の人か、なぜそれを制作したのか、その分野でどんな位置づけなのか」を聞いてみる。知らないのだから、ここで聞かないとたぶんずっと知らないままです。同じように、自分より優れていることがあるなら「その段階に行くまで何をしたか」を聞く。例えば自分のTOEICスコアが500なのに800であることを自慢されたら、500から800に行くまで何をしたのか教えてもらいます。

自慢話はだいたい「自分よりできていない人」を見つけて語られます。それを逆手に取って「話し手からの情報」だけを意識し、こちらが知らないことを積極的に聞いてしまうのです。すると意外にも会話がスムーズに進み、ストレスなく話を終わらせることができました。

会話前に「知らなかったこと」があり、会話後に「新たに知ったこと」が一つでもあればその時間は無駄にはなりません。むしろ関係ない分野のほうが「知らなかったこと」を多く発見できるかもしれません。

自慢話は相手の価値観や情報の宝庫

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