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いきものがかり・水野は歌をどう広げていく? “餃子”を例に音楽を考える

いきものがかり・水野は歌をどう広げていく? “餃子”を例に音楽を考える
J-WAVEでオンエア中の「SONAR MUSIC」(ナビゲーター:藤田琢己)。毎週木曜は、いきものがかりの水野良樹とお届けしています。3月22日(木)のオンエアでは、「歌詞を考える時に、ソングライターはどのように想像しながら書いていくのか」を、水野が餃子を例に3つの座標軸を立てながら解説しました。

■どこで食べるか

水野によると、餃子を食べる場所によって、餃子がもたらすイメージが変わってくるそうです。家、高級中華料理店、下北沢の餃子店の3つの場所を例にすると……。

・家:家庭的で温かいイメージ。
・高級中華料理店:金のブレスレットをつけた悪い人が、がっついているような、権力やお金などのイメージ。
・下北沢の餃子店:いろいろなバンドマンが、練習のあとや、ライブの打ち上げで行き、みんなで餃子を食べながら反省会をしたり、夢を語り合ったり、音楽議論をしたりして、夢があるイメージ。

水野は「このように、歌詞を書くときも餃子をどこに置くかによって、曲のイメージが変わっていくんです」と解説しました。

■いつ食べるか

「いつ食べるか」ということも重要です。下北沢の「餃子の王将」で餃子を食べている状況を例にしました。

水野:登場人物が、今、食べているとしたら、話は未来に向かっていくんです。仲間たちと「餃子の王将」で食べていて、「いつかは、もっと高級な店でも食べられるようになりたい」と未来に向けて希望が湧くイメージです。

この逆の場合もあります。

水野:会社勤めの人が、小田急線で下北沢を通った時に、街の光景を見ながら「俺は音楽を諦めてスーツを着てるけど、昔は下北沢に住んでて、餃子の王将で餃子を食べて、夢を語り合ったな」となると、物語は変わってくるんです。歌のベクトルを、現在に向けるのか、過去に向けるのか、今に向けるのかによって、同じアイテムが歌の中に出てきてても、全く違う物語になるんです。
藤田:なるほど!

■誰と食べるか

「誰と食べているか」も大事で、孤独を描くにしても、他者がいるからこそ孤独を描くことができます。例えば……。

・恋人と食べる場合:彼女が作ってくれた餃子かもしれないし、「この人、家庭的だな。プロポーズしようかな」という物語になってもいい。
・家族と食べる場合:これも家庭的。冷凍食品のCMのような感じ。
・家でひとり食べる場合:家族がいつも食べているテーブルで、一人で食べると孤独。学校でいじめられている中学生の男の子が、一人で泣きながら冷めた餃子を食べている。

同じ餃子でも誰と食べているかによって違う物語になります。

最後に「聴いている人が、どのように餃子を食べているかが、歌が広がっていくヒントになったりもします。一つのアイテムだけで歌が存在しているのではなくて、それをパズルのようにはめていくと、物語ができていくと思っています」と語りました。

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【番組情報】
番組名:「SONAR MUSIC」
放送日時:月・火・水・木曜 21時−24時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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