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スピード違反の交渉に「坂落とし」が効くケース

スピード違反の交渉に「坂落とし」が効くケース

「坂落とし」というのは警察の隠語で一般には知られていませんが、下り坂でのスピード違反の計測は正確性に欠けています。このため、取り締まった時にドライバーがこの言葉を出すと諦めたこともあったとか。そんなスピード違反の現場で使われる言葉を元交通機動隊員が解説してくれました。

スピード違反で坂落としが効いた

下り坂でのスピード違反の計測は正確性に欠けるもの。そんな時は「坂落とし」という言葉が警察に効きました。「1980年代にはネズミ捕りの時に坂落としでジャンジャン捕まえていたエピソードも聞きます」といいます。ただし「今は皆無かと思います」とのことです。

「私は例えば、東京・芝浦からお台場方面のレインボーブリッジで、長いカーブを登りきった後のスピードを出しやすい直線距離で、下り坂に差し掛かる前に計測して捕まえています」と話してくれました。

このほか、スピード違反の現場でよく使われた言葉が「右から見る」というもの。「昔はアナログの針式だったので『右から見てみなさい』と、例えば法定速度60kmの一般道で時速90km出した違反者をギリギリ時速89kmにして青キップの速度違反で取り締まる」こともありました。

スピード違反でサインさせるため

ただし、それは「相手に得させた気にさせて素直にサインさせるため」とのこと。あくまでスピード違反を素直に認めさせるためだったようです。「今はストップメーターがデジタル式になり、そういうことはありません」といいます。

それでは、スピード違反を見逃すことはあるのでしょうか? 「いくつかの違反(シートベルト、スピード違反、右左折禁止など)をした方で反省しているなと思った違反者に対しては一発免停にならないように考慮し、甘くしたことは何度かありました」と話します。

あと「見逃されるために現金などを渡そうとする人もいますが、そういう人は大抵また違反を繰り返します。『あの時の警察官は見逃してくれた』なんていわれたら署で大問題です。なので、そういう物は通用しません」とのこと。いずれにせよ、取り締りの対象にならないように心がけることが大切です。

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