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3Dプリンターにより24時間以内に建設できる発展途上国向け低コスト住宅が誕生

貧困者層への住宅供給に取り組む米非営利団体「New Story」は、米オースティンの建設テクノロジー企業「ICON」との提携のもと、3Dプリンティング技術を活用し、低コストかつ短期間で建設できる発展途上国向けの住宅を開発した。

・3Dプリンターの活用により、低コストかつ短期間に住宅を建設

この住宅は、「ICON」が8ヶ月かけて開発した専用3Dプリンター「Vulcan」によって“出力”されたもの。

600平方フィート(55.8平方メートル)から800平方フィート(74.4平方メートル)のスペースであれば、玄関、居間、寝室、風呂トイレ、キッチンを備えた快適な住空間を、24時間以内で建設でき、これに要するコストは、わずか4000ドル(約42万円)だ。

今後、「ICON」による建設資材のテストや設計の改善・調整を経て、中央アメリカのエルサルバドルに「Vulcan」を移設し、住宅の建設に着手する方針。

2019年末までに、エルサルバドルで住宅100戸を完成させる計画となっている。

・安全な住まいのない12億人に住宅を供給

世界資源研究所(WRI)によると、世界でおよそ12億人が安全な住まいを確保できておらず、今後、その規模はさらに増え、2025年までに16億人に達するとみられている。

「New Story」では、2014年の創設以来、メキシコやハイチ、エルサルバドルなど、10の地域コミュニティに1300戸以上の住宅を供給してきた。

今後は、3Dプリンターを中心とする「ICON」の建設テクノロジーを活用し、より安価に、より速く、安全で快適な暮らしの基盤となる住宅を世界各地に届けていきたい考えだ。(文 松岡由希子)

New Story

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