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障害者と要介護3の祖父と暮らす、過酷過ぎる日常

介護

私は認知症の影響で要介護3になってしまった、祖父とどう過ごし、介護をしているか書きます。

「家族の状況」

私の家族は、祖父(父方)と母、父、姉、そして、先天性脳性まひと知的障害、小学6の時に発症した精神疾患持ちの私、この5人で暮らしています。

家族の職業は父が祖父の代から続く自営業を経営し、母は学童保育を週3日、姉はコンビニで週6日、私は作業所で週5日働いてます。

状況が厳しくなったのは、母が昨年末膝の半月板を骨折してしまいました、幸いにも労災が降りたのでそれは不幸中の幸いでしたが、その母が足がふらつき、祖父と接触し祖父は転倒。

その影響で今まで行けていたトイレにすら行けず、寝付きの状態になり、母が緊急で要介護認定を申請し、祖父は要介護3と言う認定になりました。

「通院が出来ない」

私は知的障害の影響で、道を覚える事が出来ません、20年以上通院していても、普段頻繁に通る道でも、覚える事はありません。

なので通院時は必ず家族がいないと通院が出来ません、基本的に母と一緒に通院している事が多いのですが、母は怪我の影響で長時間歩く事が出来ないんです、その為帰りには父の車で帰ってくる、そして通院の時間が姉がコンビニで働いている時間に重なると家が祖父だけになる事がかなりあります。

そうすると祖父は自力で行けないトイレに行こうとして、結果家が汚物まみれになったり、失禁をしてしまう事も少なからずあります。

月に何度か通う、定期検診は予約済みなので、父がどうにか時間を作ってくれますが、私が体調を崩して急遽通院しなければいけない時は、時間を確保する事が中々出来ず、現在本来治療する為に必要なしもやけの薬もなく、病院に行けず放置したまま、3ヶ月程経っていますが、どうにか病院に行かずにしもやけは完治に向かっています。しかしこの状況だと、風邪すらひけないのです。

私が母の代わりに家事をこなし、私自身の体調も万全とは言えない状況の中での生活は本当に苦しいんです、とても。

「介護をしている人に外部(ショートステイ・デイケア)の人達と関わりを持ってほしい」

認知症の介護をしている家族は外部の人と関わりを持ちたくない、と言う方もいます。それは家族に認知症の人がいる事を知られたくない、と言った理由からです。

確かに祖父がまだ歩けていた頃、(要介護1)祖父の存在を知られたくなかったですし、外部との関わりは要らないとすら思っていましたが、寝たきりとなった今ではショートステイに月1回5日泊しています。またケアマネージャーと緊急時に繋がるようになっています。本当はデイケアにも行ってほしいのですが、祖父の性格、土地柄などの問題からデイケアに行く事は不可能。

現在の状況から私は思います、軽度認知症~重度認知症の行政の状態はあまり無いと、祖父には私達家族がいるので、現在の段階になるまで、中々外部で介護をしてもらえませんでした。

1人暮しではないからと、それでは家族が潰れてしまうのでないかと危機感を覚えます。

どんな世帯でも介護を受けられる世の中になってほしいと、切に願います。

「まとめ」

老人介護と一言に言っても色んな世帯があると思います、私達家族の様に障害を抱えて家族と過ごしている人も、いずれ介護と言う現実に直面するかもしれません。今は他人事でもそうでない時が来ると思います。

その時障害介護と老人介護2つの「介護」がリンクしていてほしいです。

社会的には障害も老人も基本的「介護」の考えを持つと思いますが、現状、障害はたて軸で考え、老人は横軸で考える、と貢献支援制度の職員から聞いた事があります。

その考えだと私や家族、もちろん祖父に緊急時対応は出来るのか、毎日本当に怖いです。

障害があっても、毎日介護しなければならない、この過酷な介護が少しでも変わりますように。

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