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「なぜそこまでして俺を…?」男性同士の深い繋がりを描く時代小説

「なぜそこまでして俺を…?」男性同士の深い繋がりを描く時代小説
J-WAVEで放送中の番組「BOOK BAR」(ナビゲーター:大倉眞一郎・杏)。毎週ナビゲーターの2人が「今読むべき本」としてオススメの本を持ち寄っています。3月17日(土)のオンエアでは、杏が時代小説『玄鳥さりて』(著者:葉室 麟/新潮社)を紹介しました。

■架空の藩を舞台にした男同士の関係

物語の主人公は三浦圭吾という侍。藩の中でも、これから出世していくかどうかという成長株です。剣の腕前は、道場で1、2を争うほどで、真面目で実直な三浦は、年上の大先輩に目をかけられ、剣の稽古ではいつも指名されます。しかし、三浦自身は「もっと他にも上手い人がいるのに、なぜ僕なのだろう」という疑問を持ちながら、大先輩との関係性が進んでいきます。

舞台は架空の藩なので、歴史を知らない人も楽しめる歴史小説です。

:男同士の「なぜそこまでして俺のことを」みたいな。
大倉:それはなんなんだろうね?
:いわゆる衆道というのでしょうか。お互い妻もいたりして、そこだけを愛しているわけではないんですが、江戸時代以前にあった男同士の、なんていうんでしょうね……。
大倉:まぁ、非常に当たり前のことのように存在しましたからね。
:男の世界っていう中で、たとえば、織田信長と森蘭丸とか。戦国時代まで遡ると、本当に普通のことだったらしいんですね。

■「なぜそこまで」と言いたくなる愛

男性同士の愛という、一言では片付けられない、深い精神的つながりと因果を考えさせられる内容だと杏は言います。

:主人公をかばって、咎(とが)を一心に背負ったり。「君は友です」って言われちゃうんですよ、年上から。でも、友だちって……。
大倉:友だちくらいでそんなに!? ってことなんだね。
:そもそも、先輩後輩のほうがしっくりくるから、「なんで自分のことを友だなんて言ってくれるんだ?」みたいな。

杏の感想を聞くごとに、大倉も作品への興味が湧いてきている様子でした。杏が太鼓判を押す『玄鳥さりて』。ぜひ読んでみてください!

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【番組情報】
番組名:「BOOK BAR」
放送日時:土曜22時−22時54分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/bookbar/

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