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マンホールの歴史と奥深さが垣間見える「なごやのマンホール展」開催!

マンホールの歴史と奥深さが垣間見える「なごやのマンホール展」開催!

 名古屋市にある「水の歴史資料館」にて企画展示「なごやのマンホール」展が3月10日(土)~4月8日(日)に開催されます。今回、この企画展に先立ち水の歴史資料館を取材してきましたらうっかり常設展示の面白さにも引き込まれてしまいました。

【さらに詳しい元の記事はこちら】

 マンホールの蓋、それは足元に広がる秘密空間に繋がる世界への入り口のような存在。補修や点検、また災害の時に必要不可欠なマンホールを塞いでおく為の蓋の下にはどんな世界が広がっているのかちょっと想像を膨らませてしまう人もいるかもですが、そんな秘密基地感のある下水道、実は日本のそれは巨大なパイプが埋まっていてアニメや海外映画なんかで見る様な歩く場所などないのです。しかしマンホールの蓋はマニアの間では格好の観察対象。そんな名古屋市下水道のマンホールの蓋の歴史が分かる「水の歴史資料館」の今回の企画にはブームの火付け役となった「マンホールカードの生みの親」の講演も。

 今回の「なごやのマンホール」展では、大正元年から採用されたマンホールの蓋に始まり、時代とともに変遷していくマンホール蓋を時代背景とともに追って観察する事ができます。

 なお、ここで気になる方がいるかもしれませんが、「マンホールカード」とは、については後ほど説明。まずはマンホール蓋の基本情報などから。

【マンホールの蓋の基本スペック】
 材質:鋳鉄
 重さ:基本的なマンホール蓋(直径60㎝)の場合、約40㎏(=小学校6年生の平均体重並み)
 耐荷重:25tまたは14tの自動車荷重に耐えうる
 耐用年数:15年~20年程とも言われているが交通量など使用環境により違いはあるので実際には20年以上の使用も可能。廃棄された蓋はスクラップとして扱われ、鉄材として再生されている
 
【マンホールの用途別種類について】
 規格別に細かく分類すると68種類あるそうですが、蓋に必要な基本的な機能による分類としては、一般蓋、水密蓋(水や空気が内部から抜けない)、グレート蓋(空気が内部から抜けやすいように格子状になっている)、耐スリップ蓋(表面の凹凸が多く、滑りにくい)などに分類されます。
 また、合流区域(雨水と汚水を一緒に処理する区域)、分流区域(汚水のみ処理する区域)の分類や、蓋の大きさによる分類(60cm、30cm)、耐荷重による分類(25t、14t)などと地域の特性や使用する道路の状況に合わせて使い分けられています。

 市内で一般的に用いられているアメンボを模したデザインは、平成9年に採用され現在市内で広く一般的に使用されています。このアメンボのモチーフは名古屋市下水道供用開始80周年を記念として一般公募されたもの。平成4年に「きれいな水に棲む生き物」の象徴として浄化した水のキレイさを現す意味合いを込めてイメージマークとして制定。平成9年の法改正により新しいマンホール蓋への取り換えを進めるにあたり現在の一般用のデザインに採用されました。
名古屋のマンホールカード第1弾として、このアメンボデザイン蓋のカードは下水道科学館(名古屋市北区名城1丁目3-3)で配布されています。
マンホールの歴史と奥深さが垣間見える「なごやのマンホール展」開催!アメンボデザインと100周年デザインも並んで展示されている

■イラストデザイン蓋の歴史

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