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「6年の長期育休」をどう使う?100人100通りの働き方を提唱する会社で、プライスレスな時間は仕事につながった

人材不足や働き方の多様化に伴い、「働き方改革」「ワーク・ライフ・バランスの推進」などが、声高に叫ばれてきています。ライフスタイルに合わせた働き方の実現は、性別や年齢を問わず求められていますが、出産前後の女性にとっては切実な課題です。

グループウェアを提供するサイボウズ株式会社は、『働き方改革』の先駆者とも言われ、今から10年以上も前に「最長6年の育児・介護休暇制度」も導入しました。このようなライフイベントの手厚い支援は、仕事や生活にどのような効果が得られるのでしょうか。サイボウズで実際に長期の育児休暇を取得した渡辺清美さんに、その休暇経験についてお聞きするため、サイボウズ東京オフィスを訪ねました。f:id:k_kushida:20180306101730j:plain

渡辺清美さん

1975年生まれ、株式会社オズマピーアールを経て2001年、サイボウズ株式会社に入社。マーケティング部で広告宣伝、営業部で顧客対応、経営管理部門で広報IRを担当後、2006年育児休暇を取得。2011年に復帰し、現在、ビジネスマーケティング本部コーポレートブランディング部に所属。1児の母。

※サイボウズ株式会社(https://cybozu.co.jp/company/business/)「チームワークあふれる社会を創る」を理念として、ソフトウェアを開発している。

会社の先進的な人事制度を大いに活用

―渡辺さんは現在、どんな業務の担当をしているのですか。

ブランディング部で、NPOなど非営利チームの支援や、オウンドメディアである『サイボウズ式』で、ワークスタイル関連の記事やイベント企画を担当しています。

―チームワークあふれる社会の創出ために、会社がどんな事をしているかを伝えているのですね。最長6年間の育児・介護休暇制度など、人事制度が先進的に導入されていますが、育児中に使える制度には他にはどんなものがあるのですか?

「子連れ出勤制度」などがあります。育児中に限りませんが「働く時間や場所を自由に選択できる制度」や「看護休暇」もあります。f:id:k_kushida:20180306102036j:plain

▲子連れ出勤のときにも使える、サイボウズオフィス内リビング

―多様な働き方に対応できるようになっていますね。渡辺さんは約4年8カ月間、産休・育休を利用されましたが、最初から長期で考えていたのですか。

いえ。そんなに長く休むとは思っていませんでした。2006年7月末、自分が産休に入る直前に最長6年間の育児・介護休暇制度が導入されました。妊娠中に、人事担当者が制度策定のためのヒアリングをしていた時に、法定の基準より長く休めてもよいのではないかと伝えましたが、そこまで長い制度ができるとは思ってもいませんでした。

会社を離れるのは寂しく、産休に入った日は朝方まで泣けてくる程でした。子どもが1歳になったら戻る予定で保活し、第2希望でしたが保育所にも入所が決まっていました。

―入所先も決まっていたのに、会社復帰をしなかったのには、どんな思いの変化があったのでしょうか?

決定した預け先は、保育環境があまりよいものに思えませんでした。とても迷いましたが、育休が長めにとれるのだから、「保育所はどうしても入りたい方にお譲りした方がよいのではないか」と思うようになりました。乳飲み子でまだ歩くこともままならないような時期で、できれば自分で育てたいと思いました。

長期の育休だから得られたモノは?

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