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東北のおいしいものが月一で届く“食べもの付き情報誌”

東北のおいしいものが月一で届く“食べもの付き情報誌”
J-WAVEで放送中の番組「RADIO DONUTS」(ナビゲーター:渡辺 祐・山田玲奈)のワンコーナー「TOKYO GAS LIFE IS A GIFT」。3月10日(土)のオンエアは、食べもの付き情報誌『東北食べる通信』編集長・高橋博之さんがゲストに登場。震災後の東北と歩んできた7年間についてお話を伺いました。

■『東北食べる通信』とは?

東北の地でおいしい食べものを作り続けるスペシャリストを取材し、彼らが収穫した食べものと情報誌を届けるサービス『東北食べる通信』は、2580円(送料・消費税込み)の月刊誌で、600円分の食材がついてきます。最新号では、宮城県南三陸町戸倉の牡蠣を発泡スチロールに入れ、漁師さんの物語やレシピをつづった雑誌とともに発送しています。

東北各地の農家や漁師さんの現状に行き詰まりを感じていた高橋さんが、「生産者を元気にしたい」と模索している最中に東日本大震災が起きました。一時は宮城県知事に立候補して、政治の世界から手助けすることを考えたものの、「自分の手と足を動かさなければ」という思いで、2013年に『東北食べる通信』を立ち上げ、現在では『日本食べる通信リーグ』として、全国各地で食べもの付き情報誌を発送しています。

■震災後の7年はどう映っている?

生産者に寄り添い、常に現状を肌で感じてきた高橋さんにとって、震災後の7年は、どう映っているのでしょうか?

高橋:「復興しているかどうか」でいうと、相当しんどい。被災地から若い人が離れていて。水産加工の現場も、公共事業が入ってくると、給料が高いのでそっちに流れてしまい、戻れなくなる。外国人が入ってきて、被災地の水産加工現場を支えているというのが現実。内陸に避難した人が「戻ってくる」という声をもとに造成したんですけど、7年も経つと避難先で暮らせて「戻らない」と言う。新築の過疎地域みたいになっていて、これから先が大変。

高橋:ただ、被災地だけでなく、東北の日本海側も含めて地方自体が衰退していて、若い人がいなくて、高齢者が残っているという状況のなかで、東北の被災地の可能性というものがあります。あれだけのことがあったからこそ、思い切った「やらなければならない改革」がやれて、ポツポツと未来に向けた取り組みが生まれたのが、希望を感じるところです。

これからの「東北の食」の可能性について、高橋さんはこのように語りました。

高橋:東北の豊かな食を、孫や子が食べ続けられるためには、生産者が居続けなければならない。震災がきっかけで生産者とつながった消費者が多いので、共感が広がって、消費者も一緒になって漁業や農業をやっている事例が、被災地で生まれています。そういった第一次産業はこれからも残ると思いますし、東北で芽吹いた希望を日本中で育てていきたいです。

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【番組情報】
番組名:「RADIO DONUTS」
放送日時:土曜 8時−12時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts/

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