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ガソリン価格高騰を経験するたびに「中ハイおかわり組」が増加する?

▲自動車・カーライフに関する調査研究機関「リクルート自動車総研」の膨大な統計データを基に、ユーザーの購買行動や世の傾向を勝手に予想したり解説したりするコラム。今回は、冬の2つのフィーバーから気づいたアレコレについて徒然と……

▲自動車・カーライフに関する調査研究機関「リクルート自動車総研」の膨大な統計データを基に、ユーザーの購買行動や世の傾向を勝手に予想したり解説したりするコラム。今回は、冬の2つのフィーバーから気づいたアレコレについて徒然と……

今や中古車流通量の10%以上を占めるハイブリッド車

桜の開花予測が報じられる今日この頃、いかがお過ごしだろうか。

それにしても、今年の冬は寒かった。東北や北海道など、いまだに寒さが現在進行形のエリアにお住まいの読者は、くれぐれもご自愛願いたい。

寒さとは裏腹に、この冬はフィーバーと評しても良い現象がいくつか発生した。

まずは平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック。様々な競技で熱戦が繰り広げられ、まさに多くの人がフィーバー(熱狂)したのは記憶に新しいところだ。

もう一つ忘れてならないのが野菜とガソリン価格の高騰。

「フィーバー」という言葉の正しい使い方ではないが、ニュアンスとしてご理解いただけると思う。幸いなことに、ガソリン価格の値上がりは頭打ちの傾向にあるようで、ほっとしている読者も多いはずだが、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ということわざもある。

半年後にカーリング女子日本代表の「そだねー」を全く聞かなくなったとしても彼女たちの健闘はいささかも毀損されない。

だが、ガソリン価格の値上がりが止まったと聞いて、いきおい燃費の悪い車を購入してしまうと、後々お財布に多大なダメージを与えることも考えられる。

下のグラフ①は、「購入した中古車のエンジンタイプ」に関して、『中古車購入実態調査』の2015年と2016年のデータを比較したもの。ガソリンエンジン派が圧倒的に多いが、2015年に比べ2016年はハイブリッド派の割合がやや増えている。

※2015年と2016年にリクルート自動車総研が行った『中古車購入実態調査』より

※2015年と2016年にリクルート自動車総研が行った『中古車購入実態調査』より

グラフ②は「次回購入したいクルマのエンジンタイプ」に関する2016年調査の結果だが、約25%がハイブリッドの購入を考えていた。

※2015年と2016年にリクルート自動車総研が行った『中古車購入実態調査』より

※2016年にリクルート自動車総研が行った『中古車購入実態調査』より

1997年10月にトヨタの初代プリウスが登場してからすでに20年。ここ日本ではハイブリッド車が当たり前な存在であることはご承知のとおり。「環境への配慮」というメーカーの建前と、「ガソリン代の節約」というユーザーの本音が絶妙にリンクした結果だろう。

さらに中古車市場でも、流通量全体の10%以上をハイブリッド車が占めるまでになっている。これは流通量におけるセダンの割合よりも高い数値だ。

中古ハイブリッド車=中ハイが本格的に流通するようになったのは10年ほど前のこと。2代目のプリウスやホンダ インサイトがけん引役だった。

その当時、“中ハイ”を購入したユーザーには、すでに買い替えた人もいるだろう。そしてその中には、下のグラフからも想像できるとおり、連続して中ハイを購入した“おかわり組”も一定数いるはずだ。

低燃費によるランニングコストの削減はもちろんのこと、中古車を選ぶことによってイニシャルコストも大幅に抑えられる。

最近では、定番のハッチバックのみならず、人気のSUVや輸入車、さらには予算50万円ほどから“中ハイ”を選べるようになった。

要するに、現在の中古車市場には、一度“中ハイ”の旨みを知ると“おかわり”せずにいられない、甘美でアディクティブな環境ができあがりつつあるのだ。

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