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約90億7000万円相当の食料廃棄量を削減!野菜や果物の鮮度を自動測定できるシステム「Eden」

世界最大級のスーパーマーケットチェーンであるウォルマート(Walmart)は、2018年3月1日、機械学習などの最新テクノロジーを活用し、生鮮食品の鮮度を測定できる独自システム「Eden(エデン)」を開発したことを明らかにした。

・生鮮食品の鮮度が測定できる独自システム

「Eden」は、ウォルマートの社内ハッカソンで優勝した技術者チームが、生産地から各店舗までの一連のサプライチェーンを通じて食材の鮮度を追跡する手法を探究し、6ヶ月間をかけて開発したもの。

アメリカ農務省(USDA)が定める食品基準やウォルマートの品質基準に関する情報を100万枚以上の画像と統合し、見た目や温度などから、生鮮食品の鮮度を測定するアルゴリズムを構築した。

「Eden」は、ウォルマートの店舗や配送センターでの業務に従事するスタッフにも使いやすく設計されているのが特徴。

専用アプリを使って、野菜や果物の鮮度をモニタリングし、最適なタイミングを見計らって、店頭で販売することができる。

「Eden」は、食料廃棄量の削減にも寄与しており、これまでにウォルマートの配送センター43カ所で導入したところ、8600万ドル(約90億7000万円)相当の食料廃棄量を削減。

ウォルマートでは、今後5年間で、20億ドル(約2,109億円)の食料廃棄量を削減することを目指している。

・鮮度の高い食材をより速く消費者へ届ける

ウォルマートは、「Eden」の開発成果に関して2件の特許をすでに申請。

「Eden」を独占的に利用し、従来のマニュアルによる検査プロセスを大幅に効率化することで、鮮度の高い食材をより速く、消費者に届け、さらなる競争優位性を獲得していきたい方針だ。(文 松岡由希子)

Walmart

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