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出会いと別れの季節に聴きたくなる5曲

まだまだ寒い日が続きますけど、温かい日がポッと出てきたりと、そろそろ春の足音が近づいています。毎年のことですが、3月はアーティストの作品数も多く、作風的にも春っぽい曲を出したり、冬の余韻を引きずった曲を出したり、または出会いと別れが多いこの季節ならではの曲を出す人たちもいます。人生は儚くも短くて、さよならだけが人生だ…と割り切るほど達観した境地にはなかなかなれませんが、そんな気持ちに寄り添う5曲を選んでみました。
ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲 (okmusic UP's)
「あなたに」(’01)/MONGOL800

冒頭の《人に優しくされた時 自分の小ささを知りました》の歌詞は名フレーズだとしみじみ思う。聴いた当時も心に染みたけれど、未だにふと私生活でもこの歌詞が頭を過る場面に出くわすことが多々あるものだ。曲名を見ただけで脳内に楽曲が流れる人も多いと思うが、これは彼らの2ndアルバム『MESSAGE』に収録されているオープニング曲。発売してしばらくして10万枚超えそうだという話を耳にした時は驚いたが、気付けば日本中に知れ渡り、なんと280万枚以上の売り上げを記録する大ヒット作となった。中でもこの曲は《あなたに 逢いたくて》と何度も繰り返す歌詞が耳に残り続け、シンプルな気持ちこそ多くの人の共感を呼ぶことを当時、まだ大学生だった彼らは証明したのだ。この季節に聴きたくなる一曲と言っていいだろう。
「真善美」(’18)/BRAHMAN

今年2月に行った初の日本武道館公演があまりにも素晴しかったBRAHMAN。東京スカパラダイスオーケストラ、KO(SLANG)、ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)、細美武士(the HIATUS/MONOEYES)、中川敬(SOUL FLOWER UNION)、山口洋(HEATWAVE)、うつみようこ、ハナレグミなど、ニューアルバム『梵唄-bonbai-』に参加したゲストミュージシャンもこの日のために駆けつけ、その最後に披露されたのがこの曲だ。《さあ 幕が開くとは 終わりが来ることだ 一度きりの意味を お前が問う番だ》の冒頭における歌詞は、いきなり結論を叩き付けると同時に、聴き手に問いかける究極のメッセージになっている。始まりとは終わりである。終わりを意識するからこそ、今を生き、人生の意味を深く考える。生と死を歌い続けたBRAHMANらしい歌詞に生きるエネルギーをもらえるし、曲調自体も震えるカッコ良さ。
「想い出がいっぱい」(’83)/H2O

定番どころも入れておきたいと思い、青春の一曲を選びました。TVアニメ『みゆき』のエンディングテーマに使用され、子供の頃に完全に刷り込まれてしまった名曲です。この曲は00年代には中学の音楽の教科書にも掲載されるようになったみたいで、少々びっくりです。どこか切ない歌声とメロディーが印象的で、当時は子供ながらに「いい曲だなぁ」と聴き入ってました。もちろん『みゆき』を観たあとの余韻に浸るにもぴったりの曲だったのです。セピア感のある歌詞の内容も今読んでもグッとくるものがあり、青春時代の甘酸っぱい記憶がフラッシュバックします。子供の頃に転校することが多かった自分と、この曲が淡くシンクロするのです。
「my graduation」(’98)/SPEED

初めて好きになったアイドルがSPEEDで、とにかく彼女たちの楽曲は捨て曲がなく、全曲クオリティーが高かった。アルバムはもちろん、8センチの短冊シングル(もはや懐かしい!)も熱心に買ってました。そう、楽曲自体があまりにも好きで、のめり込んでしまったのです。そして、3月と言えば卒業シーンズということで、やはりこの曲がすぐに頭に浮かびました。MVも印象的で、花びらが舞う中でメンバー4人が向き合って歌う構図には心を奪われたものです。アッパーな楽曲も最高だけど、切ないメロディーラインでも聴かせるSPEEDの魅力は別格でした。
「We Wish You Well」(’79) /WHITESNAKE

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