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夏木マリ、パンク感あふれるボーイッシュスタイルは仮の姿!?「普段がこれだったら疲れる」

夏木マリが、3日に都内で行われた10年ぶりの主演映画『生きる街』の公開舞台挨拶に参加した。宮城県石巻市を舞台に前を向いて生きる家族の姿を描くヒューマンドラマで、夏木は東日本大震災をきっかけに人生を一変させる佐藤千恵子を演じた。

 夏木は「震災の話がベースになっているので、お引き受けするには勇気がいりました。被災を体験していない人間としてウソはつきたくなかったから」と葛藤を明かすも「しかし演じ手として普通のおばちゃんの役をやってみたかった。それに千恵子は元気なDNAを持っている人。その“元気なオバサン”という共通項もありました」と主演快諾までの舞台裏を紹介した。

夏木のパブリックイメージは、パンキッシュな表現者。この日も金髪ソフトモヒカンに『マトリックス』感あるボーイッシュファッションという出で立ち。しかし劇中では東北のおっかさん像を見事に演じきった。

 「今回のテーマはエプロン」という夏木は「現地の方の写真を見せてもらったときに、お母さんたちがエプロンをしていたので、衣装さんにエプロンを山盛り持ってきてもらった。だから厳選したエプロン。それが見つかったときは、これで大丈夫!と思った」とこだわりポイントを紹介。

「普段はあんな感じ」とプライベートでは役柄同様の普通のおばちゃんらしく「だって普段から今日のような恰好だったら疲れますよ」と笑いを取っていた。

これに被災のトラウマから子供を持つことを恐れる娘・香苗役の佐津川愛美は、普通のおばちゃん然とした夏木の姿に勇気づけられたそうで「最初の顔合わせの際は、イメージ通りのカッコいい夏木マリさんがいたけれど、衣装合わせの写真を見たときに『あ!』と思った。そこには千恵子さんがいた」と成り切りぶりに驚嘆。

すべてを震災のせいにして人生から逃げる息子・哲也役の堀井新太も「ずっとお母さんみたいだった、というか近所のおばさんだった」とイメージとは真逆の姿に衝撃を受けていた。


婦人画報 2018-02-01 発売号
Fujisan.co.jpより

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