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パラリンピックの面白さは「体の一部をオフにすること」パラアイスホッケー日本代表が語る

パラリンピックの面白さは「体の一部をオフにすること」パラアイスホッケー日本代表が語る
難病・ALS(筋萎縮性側索硬化症)と闘いながら、脳力とテクノロジーを使ってメッセージを発信する武藤将胤がナビゲーターを務める番組「WITH」。2月23日(金)のオンエアでは、NPO法人「D−SHiPS32(ディーシップスミニ)」の代表で、平昌パラリンピックのパラアイスホッケー日本代表の上原大祐さんをゲストにお迎えし、「パラアイスホッケー」と「D−SHiPS32」についてお話を伺いました。

■「おまえほど車椅子を壊すやつは…」やんちゃな性格がきっかけに

上原さんは、2006年にトリノ、2014年にバンクーバー、そして2018年に平昌と、パラリンピックに3回出場しています。パラアイスホッケーをはじめたきっかけは、上原さんに車椅子を売っている社長からの「おまえほど車椅子を壊すやつはいない。やんちゃっぷりがホッケーに向いている」という言葉だったとか。高校生のときに地元で開催された長野パラリンピックでパラアイスホッケーに出会い、その後、実際にプレイをしてみて楽しさを実感したと上原さんは言います。

パラアイスホッケーのルールは、アイスホッケーのルールとほぼ同じですが、道具が違い、パラアイスホッケーではスティックを両手に持ちます。ボール(パック)を打つ側の逆に「ピック」というトゲトゲがついており、それで氷をかいて前に進みます。また、車椅子ではなく「スレッジ」と呼ばれるソリに乗ってプレイします。

■「障がいがあるから」チャンス削がれる現状を変えたい

一度現役を退き、再び復帰した上原さん。その理由について伺いました。

上原:2014年に「D−SHiPS32」を立ち上げたときには引退していたので、親御さんや障がいをもった子どもたちから「大祐さんが氷の上にのっているところを一度も見たことがなくて寂しい」と言われ、もう一度挑戦した姿を見せることで、挑戦することやスポーツの楽しさを届けられるんじゃないかと思い、現役復帰しようかなと。

(中略)子どもたちにもっとチャレンジするチャンスを届けたい。「車椅子だから」とか、「障がいがあるから」とか、周りからチャンスを削がれていることがよくあって。実際にやってみたらできるのに、できる一歩手前で止められていることがあるので、子どもたちには小さい“できた”や大きい“できた”を届けて、自信を持って思い描くことにチャレンジできるような日本を作れたらと思っています。

最後に、アスリートとして心がけていることについて伺うと、上原さんは以下のように答えました。

上原:パラリンピックの面白いところは、体の一部をオフにしてスポーツをすることです。だから「障がい者スポーツ」とは呼ばずに「オフスポーツ」と呼んでいます。たとえば、私は足をオフにして、腕をオンにしなくちゃいけないし、より頭を使わなければならない。プレイ中は体1〜2割、頭8割で、基本的には頭を使ってプレイすることを心がけています。

来週のオンエアはパラリンピック開幕直前! 引き続き、上原さんにお話を伺います。

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【番組情報】
番組名:「WITH」
放送日時:毎週金曜 26時30分−27時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/dc4/

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