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<ライブレポート>GLIM SPANKY/シド/スカパラ/ブルエンらがそれぞれのロックをぶつけ合った【J-MELO Rocks 2018】をレポート

<ライブレポート>GLIM SPANKY/シド/スカパラ/ブルエンらがそれぞれのロックをぶつけ合った【J-MELO Rocks 2018】をレポート

 GLIM SPANKY、シド、東京スカパラダイスオーケストラ、BLUE ENCOUNTが出演した『NHK WORLD Presents J-MELO Rocks 2018』の公開収録が2月7日に東京・NHKホールにて開催された。

 J-MELOはNHKワールドで放送中の全世界に向けて日本の音楽を発信する番組。出演したのは、海外でも注目のロックを奏でるアーティストたちで、イベントのMCは番組と同じくMay J.が担当した。トークなどは交えずに各アーティストのライブのみで構成されたイベント当日、トップバッターでライブの口火を切ったのは東京スカパラダイスオーケストラ。「We are TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA!!」の合図で、「Paradise Has No Border」がスタートするとボルテージは一気に上昇。ダイナミックで熱いプレイが畳みかけられ、まさしくボーダーを取っ払っていくような会場の空気は序盤から祝祭感に溢れていた。谷中敦(Baritone sax)が、「音楽は自由だ! 限られたスペースの中で楽しんでくれ!」と呼びかけ、何と10-FEETのTAKUMAを呼び込んだ。思いがけないゲストの登場でファンが歓喜に沸く中披露された「Samurai Dreamers <サビレルナ和ヨ>」では、TAKUMAと谷中が互いに刀を抜き合うような仕草をしながら、力強い演奏とともに盛り上げると観客たちも完全にペースに飲み込まれお祭り騒ぎでスカのリズムを楽しんだ。

 続いてバトンを受け取った本イベント唯一の女性ボーカルであるGLIM SPANKYは、新曲の「愚か者たち」、そして「怒りをくれよ」と序盤から攻撃的な楽曲を放つ。中盤にはクールダウンするように「美しい棘」などが演奏され、松尾レミ(Vo,Gt)の独特な声で紡がれるバラードに観客はじっくりと聴き入った。MCでは、自身初となる日本武道館公演が5月に開催されることに触れ、「私たちは、日本のロックが世界に出ていくという未来への希望をもっています」と公演や今後の活動に向けての決意ともとれる言葉を真っ直ぐに語った。そして、思い入れが深い曲だという「大人になったら」では、亀本寛貴(Gt)と松尾レミのエモーショナルなギターが響き合い、日本の音楽シーンを担っていくであろう彼らの気迫と自信に満ちた光をしっかりと届けてくれた。

 そして、3番手に登場したのはその熱さに誰もが胸を打たれたBLUE ENCOUNTだ。手拍子の中登場すると疾走感あふれる「Survivor」を披露。「あなたの前で歌えて嬉しいです。俺らを知らない方たちも、このイベントに集まってる皆さんは、音楽大好きな人たちですよね!?」と、観客に向けて思いの丈をエンジン全開でぶつけに来る。そして、田邊駿一(Vo,Gt)の「回せーーー!」の合図から会場中がタオルを振り回した「LIVER」でフェス感満載と言わんばかりに会場をヒートアップさせていく。後半には、「灯せ」を熱唱した後にMCで「全世界に向けて“ロック”を届けるなんて、趣旨がめちゃくちゃカッコイイですよね!」と番組のテーマに賛同し、「今日俺たちにたまたま出会ってくれたあなた。そんなあなたに『ブルエン見に来ました』って言ってもらえる日の為に今日があると思います!」と高らかに叫んで「はじまり」で締めくくった。

 この日、イベントのラストを華々しく飾ったのはシド。大歓声に包まれ登場すると「ANNIVERSARY」「V.I.P」などを演奏。凛としたマオ(Vo)の歌声と、ソリッドで色気のあるバンドの演奏が絡み合い観客たちの多幸感がどんどん高まっていく。MCでは明希(Ba)とShinji(Gt)の誕生日が近いということで、マオが「今日は勝手に2人のバースデーライブだと思ってます。さっきお祝いもしてました!」と演奏とはギャップのある和やかな雰囲気を見せる。また、「今日俺たちのライブを初めて見てくれた人も多いと思うけど、ここで出会えたことは運命だと思っています!」と、自分たちのファンだけではなく目の前や映像で見る全員を楽しませようとする姿勢も伝わってきた。そして、春の楽曲である「ハナビラ」をあでやかに歌い上げた後には、「今日は世界で初めてこの曲をシドが披露します!」と宣言し、作曲を明希が、作詞をマオが担当したLiSAへの提供楽曲「ASH」が披露される突然のサプライズも。最後は「Dear Tokyo」で会場を最高潮に盛り上げ「本当にありがとう!」と笑顔でステージを後にした。

 それぞれの熱さをぶつけ合うかのような個性を持ち合わせた4組だったが、ロックや音楽に対する強い想いは皆同じように終始胸に突き刺さってきた。きっと彼らの想いは、言葉や国境を超えて見ている人の心に届くに違いない。なお当日の模様は、NHKワールドTVとBSプレミアムで放送される。

◎【J-MELO Rocks 2018】イベント概要
2018年2月7日(水)
東京・NHKホール
OPEN 18:00 / START 18:50
ゲスト:GLIM SPANKY、シド、東京スカパラダイスオーケストラ、BLUE ENCOUNT
MC: May J.

◎放送情報
<NHKワールドTV>
GLIM SPANKY:2018年2月26日(月)
午前0:10~0:40、午前6:10~6:40、午後0:30~1:00、午後6:30~7:00
BLUE ENCOUNT:2018年3月5日(月)
午前0:10~0:40、午前6:10~6:40、午後0:30~1:00、午後6:30~7:00
東京スカパラオーケストラ:2018年3月12日(月)
午前0:10~0:40、午前6:10~6:40、午後0:30~1:00、午後6:30~7:00
シド:2018年4月9日(月)
午前0:10~0:40、午前6:10~6:40、午後0:30~1:00、午後6:30~7:00
※NHKワールドTVは4月よりNHKワールドJAPANに名称変更

<BSプレミアム>
GLIM SPANKY:2018年3月3日(土) 午前5:30~6:00
BLUE ENCOUNT:2018年3月10日(土) 午前5:30~6:00
東京スカパラオーケストラ:2018年3月17日(土) 午前5:30~6:00
シド:2018年4月14日(土) 午前5:30~6:00

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