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バンドとしての幅の広がりが感じられつつも、ファンの期待を裏切らない5SOS待望のカムバック・シングル「ウォント・ユー・バック」(Song Review)

バンドとしての幅の広がりが感じられつつも、ファンの期待を裏切らない5SOS待望のカムバック・シングル「ウォント・ユー・バック」(Song Review)

 日本でもヒットした映画『ゴーストバスターズ』リブートのタイアップ曲として、2016年7月15日にリリースされた前曲「ガールズ・トーク・ボーイズ」以来、1年半振りのカムバック・シングルを届けてくれたファイヴ・セカンズ・オブ・サマー(5SOS)。

 5SOSは、オーストラリア・シドニー出身の4人組バンド。ワン・ダイレクションの楽曲をカバーしたことで注目され、彼らと同じモデスト・マネジメントと契約したこともあり、容姿も含め“アイドル”扱いされることも多いが、バンドとしての実力は折り紙付きで、1Dのように全員がソロ・デビューしても第一線で活躍できる存在感も持ち合わせている。

 前曲「ガールズ・トーク・ボーイズ」は、はっちゃけた映画の内容をイメージしたこともあり、パワー漲るヤンチャなファンク・ロックだったが、新曲「ウォント・ユー・バック」は、ピアノのイントロからはじまる、親しみやすい曲調のアメリカン・ポップス。バンドとしての安定感もあり、1年半の時を経て少年から青年へ、一気に階段を駆け上がった感じもする。

 タイトルが示している通り、「君を取り戻したい」を連呼する、失恋した男心を綴った内容。「いつから情況が悪くなったのかな」、「まだ夢見てる、君と元に戻れることを……」と、歌っていることはかなり女々しく、歌詞を直訳すると結構退屈だが、哀愁漂うメロディー・ラインの美しさと、ファルセットを交えた色気たっぷりのボーカル・ワークで完璧にカバーされている。どうせなら、もうちょっと冒険してみても良かった気もするが、ファンの期待を裏切らないという意味では、満足な出来栄えといっていいだろう。また、これまでの作品にはなかったタイプの曲調に、グループとしての幅の広がりも実感できた。

 制作/プロデュースは、4人のメンバーに加え、リンキン・パークや日本のロックバンド=ONE OK ROCKなどの楽曲を手掛けるアンドリュー・ゴールドスタイン、イングランドの人気音楽プロデューサー=スティーブ・マック(エド・シーラン、リアム・ペイン、セレーナ・ゴメスなど)が担当している。

 「ウォント・ユー・バック」のリリース直前、SNSで「#5SOS3ISCOMING?」というハッシュタグを付けて投稿したことが話題に。これは、同曲も収録される3rdアルバムの発売が近いというアナウンスだろう。5SOSは、2014年にデビュー作『ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー』、翌2015年に2ndアルバム『サウンズ・グッド・フィールズ・グッド』を続けて発表し、どちらも全米やカナダ、オーストラリアなどの主要国でNo.1を獲得している。昨年中にリリースすると告知したまま全く動きがなかったが、いよいよか。

Text: 本家 一成

◎リリース情報
「ウォント・ユー・バック」
ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー
2018/2/23 RELEASE

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