イーロン・マスクのトンネル掘削会社、ワシントンD.Cでハイパーループ工事許可取得

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超高速輸送システム「ハイパーループ」で米国の首都ワシントンとニューヨークをわずか29分で結ぶ計画が現実味を帯びてきた。

イーロン・マスク氏のトンネル掘削会社「Boring Company」が、ワシントンD.Cの地下にトンネルを建設する予備調査の許可を交通当局から取得したようだ。

・ステーション建設場所?

Boring Companyがトンネルを掘る許可を取得した場所は、ホワイトハウスからさほど遠くない場所にある駐車場。

どれくらいの深さに何メートルくらいのトンネルを掘るのかといった詳細な情報は明らかになっていないが、Boring Companyはこの予備調査をする地点が東海岸を走るハイパーループ構想のステーションとなる可能性があるとしている。

・すでにゴーサインの口約束

ハイパーループ東海岸構想は、ニューヨーク−フィラデルフィア−バルティモア−ワシントンD.Cをつなぐというもの。実現すれば、ワシントンからニューヨークへの日帰り旅行も余裕でできるようになる。

この計画について、マスク氏は昨年夏「行政からゴーサインの口約束をもらった」とツイート。行政側からのコメント類は一切なく、水面下でのやり取りがあることをうかがわせる。

本格着工の時期など具体的なスケジュールはまったく見えないものの、一方でBoring Companyはカルフォルニアでテストトンネルを掘削中で、着々と実現へ向け準備を進めている。

ハイパーループをめぐっては、最近米イリノイ−オハイオやインドで実現可能性調査を行うことが発表されていて、技術や安全性を実証できれば、各地で一気に建設が進むのかもしれない。

Boring Company

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