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港のネコとおばあちゃんプロジェクト 〜高知は雪でもやっぱり熱かった〜

南国高知へ行って来ました。とあるプロジェクトの撮影のためです。

南国かと思いきや、思いのほか寒かったのです。着いた翌日の朝はなんと吹雪に見舞われ・・・「えー?これは撮影できるの?」という事態に。

でもそこは「晴れ男」の面目躍如。午後になるとどんよりとした雲は何処かへ行ってしまい、それこそ猫の目のようにくるくると変わる天気に翻弄されつつも、撮影を敢行したのでした。

行き先は高知県中土佐町の矢井賀という小さな漁師町。
何のプロジェクトかと言いますと。

港のネコとおばあちゃんプロジェクト

「地方の過疎化問題と猫の殺処分問題」の解決を目指すプロジェクトです。

矢井賀は資源豊かな海と漁港があり、元気なおばあちゃんたちがいます。過疎化が進んだ矢井賀は、いわゆる限界集落。このプロジェクトは、漁師さんから市場で売り物にならない魚を買い取り、おばあちゃんたちを雇用して猫のおやつを作るというもの。

売り上げの一部は保護猫のために寄付する予定で、さらに販売店を保護猫カフェなどに限定することで、そちらでも保護猫支援になる仕組みです。猫を支援するだけでなく、矢井賀に雇用や収益を創生するこのプロジェクトは、新しいビジネスモデルとしていろいろなメディアや企業からも注目を浴びています。

ブランド名は「Yaika factory」。その日にとれた魚を新鮮なうちに調理してパック詰めして急速冷凍するので、美味しくないわけがありません。当然、猫さんにも大好評。

このプロジェクトの仕掛け人は井川愛さん。東京から矢井賀へ愛猫オルカとともに移住し、猫のために町のために熱く活動中です。漁師町を選んだのは、オルカに安全で体にいいおやつやご飯を食べさせたかったからだそう。同時に猫の殺処分問題に胸を痛めていた井川さんは、猫のために何かできることを模索しているときに高知県のビジネスコンテストを知り、応募。見事「港のネコとおばあちゃんプロジェクト」で最優秀賞を受賞しました。

プロジェクト立ち上げから現在に至るまでの紆余曲折物語は、以下の記事にて連載されています。人口数百人の小さな町とはいえ、大きなことをやろうとすればやっぱり人知れずいろんな苦労があるのだなあと思ってしまいます。

猫好き地域おこし協力隊

誰でも何かできることがあるはず。もしあなたも猫のために何かをしたいと思うなら、何も大きなプロジェクトでなくても、自分の周りの小さなことからできることを始めてみましょう。不思議なことに、行動し始めると人とのつながりができちゃうのです。「猫のために歩けば人脈にあたる」なのですよ。

猫のおやつはどこで買える?

Yaika factoryが販売する「朝どれ おさかなグリル」は2018年4月から本格販売を予定しています。現在は、東京都板橋区にある保護猫カフェ「キャッツイン東京」で受注販売しています(在庫があるときもあります)。4月以降は販売店を拡充していく予定。

【お問合せ先】
製造元 : Yaika factory

高知県高岡郡中土佐町矢井賀249
Tel : 0889-59-1401

 

著者:ねこたろう

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