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JAXA「未来レストラン いぶき」でディストピア感じる未来メニュー食べてきた

JAXA「未来レストラン いぶき」でディストピア感じる未来メニュー食べてきた

 地球の気候変動(Climate Change)という言葉、聞いたことはありますか?特に地球温暖化については、少なくとも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。「京都議定書」とか「パリ協定」という言葉がニュースに出てくることはあっても、これは企業や政府が取り組む課題であって、個人レベルでは何をすればいいのか、漠然としていて解りにくい……という感じがあると思います。それを具体的に想像してみませんか?という、JAXAがプロデュースする「未来レストラン いぶき」が、東京・表参道に2月25日の1日だけ、限定オープンします。そのプレス向け内覧会に出席してきました。

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 この「未来レストラン いぶき」は、地球の気候変動に興味を持って欲しいということと、JAXAの地球観測衛星が気候変動についてどのような観測を行なっているのか、ということを紹介する目的で開店する、1日限りのレストラン。テーマは「地球温暖化がこのまま進むと、未来の食事はこう変わってしまうかも」というものです。
JAXA「未来レストラン いぶき」でディストピア感じる未来メニュー食べてきたいぶき2号の平林プロジェクトマネージャ(左)シティ・ウォッチ・スクエアの林さん(中)いぶき2号の安部研究開発員(右)

 店長を務めるのは、JAXAの温室効果ガス観測技術衛星「いぶき2号(GOSAT-2)」のプロジェクトマネージャ、平林毅さん。いぶき2号は、2009年に打ち上げられた温室効果ガス観測衛星「いぶき(GOSAT)」(設計寿命の5年をはるかに超えて運用中)の後継機として、2018年度中に打ち上げ予定です。
JAXA「未来レストラン いぶき」でディストピア感じる未来メニュー食べてきたいぶき2号の平林プロジェクトマネージャ

 平林さんによると、このレストラン開店の経緯は、ひとつにはJAXAの地球観測衛星「いぶき(GOSAT)」「しずく(GCOM-W)」「しきさい(GCOM-C)」の認知度がわずか2.8%という調査結果が出たこと。

 そして地球環境問題に対する関心が、2007年の57.4%から2016年には40.9%に低下しており、74.9%が「温暖化は国や企業が取り組む問題」とし、半数以上の55.1%が「温暖化は自分ではどうにもならない」と少し他人事としていること。そして73%の人が「地球温暖化によって自分の生活が脅かされるのなら問題だ」と考えているという調査結果だったといいます。他人事ではなく、身近な問題として考えてもらいたいとの思いで、具体的に「温暖化が進むと、我々の暮らしはどうなるのだろう」ということを食を通して考えてもらいたい、というお話でした。

 さて、その「地球温暖化が進んだ先には、こんな料理が並ぶようになるかもしれない」というメニューが紹介されました。

 まずは温暖化が進むと小麦の栽培が難しくなり、さらに栄養価も低下が予想されるため、そのような環境でも栽培が可能で、栄養不足を補うスーパーフードとして期待されている、スピルリナ(藍藻)を使った冷製スパゲッティ「BLUE PASTA」。目にも鮮やかな青色は、スピルリナ由来の色素タンパク質、フィコシアニンによるものです。

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