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au5G×VRで「瞬間移動」実証実験! 東京にいながら南三陸商店街でお買い物

イベントのタイトルは「南三陸さんさん商店街へ瞬間移動 au 5Gで現地体感イベント」。行き交うお客さんのなかの、特に年配のみなさんは「瞬間移動」が果たしてなにを指すのか、スタッフに熱心に質問する場面も見られた。

KDDIとJR東日本による、一般客も楽しめるイベント形式の5G実証実験

お客さんが行き交っていたのはJR上野駅構内。現地のリアルタイム映像と、5G通信で送られてくる360°VR映像によって、本人は上野駅にいながらにして、約360km離れた南三陸にある「さんさん商店街」を歩き、買いものができるのである。つまりそれが「まるで瞬間移動!」ということ。そしてこれ、なかなかにしてすごい技術なのだ。

イベントの模様がこちら。

まずデモンストレーションが行われ、その後、一般の人々の体験へ。

5Gは2020年を目途に実用化を目指している次世代通信システムであり、現状のシステムに対して「高速・大容量」「多接続」「低遅延」という点で非常に優れている。通信速度とやりとりできるデータの大きさは今の10〜20倍になり、同時に接続できる機器の数は10倍に増え、送信先と受信側で生じる時間の差は約10分の1になる。

そんな5Gを使って遠隔地とリアルタイムでインタラクティブなコミュニケーションを、一般のお客さんが体験できるイベントは、なんと国内初なのだ!

実際に南三陸の人とVRでお話ししてみた

今回のイベントステージは、上野駅の大きな中央コンコース上にしつらえられている。壇上に上がると、たくさんの人にチラチラ見られてちょっと気まずかったりするのだが、「au 5G」のロゴ入りVRゴーグルとヘッドフォンを装着すると……あ、なるほど!

視界は、こうなる。

録画した映像ではない。5G通信なら、遠隔地にいる者同士を、データ量の大きい4K・360°VR映像でリアルタイムにつなぐことができるというわけだ。で、ヘッドフォンからは現地の声。『南三陸さんさん商店街』で、産直の加工品や乾物を扱う『さんさんマルシェ』の店長・渋谷祐介さんが、上野駅にいる筆者にオススメの地のものを教えてくれる。

「こちらは『登米のだし』ですー。宮城県登米産の原木栽培椎茸と、三陸で獲れた真昆布に鯖節や鰹節を合わせたおいしいおだしなんですー」

テレビ電話感覚……なんていうレベルではない。360°VR映像だから、頭を動かせば店内をぐるぐる見渡せるのである。

「そこにある缶詰はなんですか?」

ゴーグルをつけていない南三陸の渋谷さんには筆者の動きは見えていない。にもかかわらず、シャッと缶詰を指さすオレ。気を許せば、きっと脳は「自分は南三陸さんさん商店街にいる」と誤認してしまうのだろう。というか、指さした時点でもうしてる。

「ここの目の前の志津川湾の漁港のお母さんたちが作る『魚市場キッチン』のタコのアヒージョです。缶詰ですけど、素材は新鮮そのもの!」

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