クーペに負けない走りと美しさを持つ、レンジローバー ヴェラール

access_time create folder生活・趣味

▲ブランド4番目のモデルとして登場した、レンジローバースポーツとイヴォークの中間に位置するプレミアムSUV。優れた走破性とラグジュアリーさを継承しつつ、無駄を排除したデザインで仕立てられている

▲ブランド4番目のモデルとして登場した、レンジローバースポーツとイヴォークの中間に位置するプレミアムSUV。優れた走破性とラグジュアリーさを継承しつつ、無駄を排除したデザインで仕立てられている

世界で最も美しいSUVではないか

その昔、“世界で最も美しい”という形容フレーズは、クーペのためのものと相場が決まっていた。けれども最近じゃ、シンプルな「クーペ美」さえ見つけることが難しくなっている。

ライバルが増えたことによるわかりやすい差別化と、CADによる計算的な空力デザインの採用、さらには衝突安全などの厳しいルールが、カーデザイナーによる伝統的なクーペ美の追求を妨げているのだ。

流麗な車の様式美から離れた立ち位置にあったはずの背の高いSUVに、取り巻く様々な制限をのみ込み吐き出した。結果、デザイン的に昇華するだけの余裕がまだあったことは、皮肉であるというほかない。

ムダを削ぎ落としてシンプルな美しさを体現するSUVが、こうして誕生するまでに至ったのだから。

それがこの、ヴェラールだ。筆者はこのSUVがデビューした2017年春のジュネーブショーで、スーパーカー以外に唯一、時間をかけて眺めた新型車だった。

そのファーストエディションにノルウェーで試乗する機会を得た。卓越のオフロード性能や見栄え質感の高さは、レンジローバーを名乗る以上、当然のこととして期待してもらいたい。

では、イヴォークとスポーツの間を埋めるという第4のレンジローバーに特有の魅力は何か。

それは素晴らしいグランドツーリング性能に他ならない。速度が増すにつれてオンザレール感覚でスイスイと走るサマは、もはやSUVのそれではなかった。

できれば6気筒ディーゼルに乗りたいところだが、ガソリンV6 SCでも普段使いには十分だ。デザインだけではなく走りの面でも、もはや、世のクーペを出し抜いている。

▲ファースト・エディションを含め33グレードをラインナップ。2Lディーゼルターボ(699万~1053万円)、250psの2Lターボ (715万~1069万円)と300psの2Lターボ(778万~1132万円)、3Lスーパーチャージド(908万~1262万円)が用意された

▲ファースト・エディションを含め33グレードをラインナップ。2Lディーゼルターボ(699万~1053万円)、250psの2Lターボ (715万~1069万円)と300psの2Lターボ(778万~1132万円)、3Lスーパーチャージド(908万~1262万円)が用意された

▲インテリアもシンプルで美しい仕立てに。2つのタッチスクリーンを用いた最新インフォテインメントシステムを採用。リストバンド型アクティビティキーも用意する

▲インテリアもシンプルで美しい仕立てに。2つのタッチスクリーンを用いた最新インフォテインメントシステムを採用。リストバンド型アクティビティキーも用意する

▲ラゲージフロアは通常673L、分割可倒式リアシートを倒せば最大1731Lとなる

▲ラゲージフロアは通常673L、分割可倒式リアシートを倒せば最大1985Lとなる

【SPECIFICATIONS】

■グレード:FIRST EDITION ■乗車定員:5名

■エンジン種類:V6DOHCスーパーチャージャー ■総排気量:2994cc

■最高出力:380/6500[ps/rpm]

■最大トルク:450/3500[N・m/rpm]

■駆動方式:4WD ■トランスミッション:8AT

■全長x全幅x全高:4820x1930x1685(mm) ■ホイールベース:2875mm

■車両価格:1526万円

text/西川淳

photo/ジャガー・ランドローバー・ジャパン

【関連リンク】

ランドローバー レンジローバー ヴェラール(初代)のカタログはこちら

関連記事リンク(外部サイト)

ランドローバー レンジローバー ヴェラール(初代)のカタログはこちら

  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. クーペに負けない走りと美しさを持つ、レンジローバー ヴェラール
access_time create folder生活・趣味

日刊カーセンサー

日刊カーセンサーは、中古車だけでなく新型車やドライブ、カーグッズ、レース&イベントなど幅広いジャンルの情報・ニュースをお届けするエンタメ系自動車サイトです。面白くて役に立つネタを全力で配信しています。

ウェブサイト: http://www.carsensor.net/contents/

TwitterID: carsensor

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。