体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

乃木坂46生駒里奈卒業に「ついに来たか」とファンが覚悟していた理由

1月31日、乃木坂46の生駒里奈がグループ卒業を発表した。次作シングル発表近辺を活動の最後としたが、芸能界引退までは発表していない。ファンはホッとしたことだろう。このニュースに、乃木坂46ファンの立憲民進党・枝野代表も「びっくりした、残念」とコメント。

私の知人達は「どうして人気のグループをやめるんだろう?」「AKB って卒業多いよね?」「待遇も違うしピンがいいんでしょ」と口にしていた。これに対して“知らないの?”と思った。確かに、エンタメというジャンルにそれほど詳しくない人は同じ疑問を持つかもしれない。そこで、「なぜAKBグループは卒業が多いのか?」という初歩的な疑問に関する説明をしてみたい。

 いつかは卒業する

AKB48グループの卒業生といえば、前田敦子、篠田麻里子、高橋みなみ、板野友美、川栄李奈など、ピンになっても活躍しているタレントはたくさんいる。今やスタジオ収録の現場で、石を投げればAKBグループに当たると言われるくらいだ。

しかし、卒業生の中には芸能界を去った者も、あまり顔を見かけなくなった者もいる。「ずっとグループで活動していれば良かったのに」と言う人もいるが、実は、そういうわけにもいかないようなのだ。

ファンなら周知のことだが、あくまでもAKBグループは、「アイドル活動は次の目標へのステップ」という概念がある。それが「決まり」か「暗黙の了解」かは定かでないが、メンバーはのちのちグループから離脱することが前提となっているのだ。

つまりグループは養成所と似たようなもので、芸能という仕事の修業の場、鍛錬の場、見極めの場、とでも言おうか、あくまでも将来の自分探しであり踏み台という位置付けだ。

そして、ある者は女優、ある者は音楽、ある者はタレントへ、と自分の目指す道や適性を見極めて卒業し、独り立ちする。その中には、芸能は合わないと辞めてしまう者もいるし、あくまでも思い出づくりと割り切って引退したり、お金を稼ぐ場だったとして違う夢を目指す者もいた。そこは個人の自由だ。

とにかく、晴れてグループを卒業し、更に自分を磨いて芸能を生業とするのが王道。だが、この世界を生き抜くには実力に裏打ちされた人気と運すらも持ち合わせなければ難しい。AKB グループに保証はないのだ。

あの人はやめないの?

CanCam(キャンキャン) 2017年7月号
Fujisan.co.jpより

AKB、HKT、SKE、乃木坂、欅坂など、数あるグループにはそれぞれ看板が必要なわけで、今辞められてはちょっと困る人もいるんだろう。誰もが思うのは、指原莉乃だ。

総選挙では4度の1位を獲得し、個人活動は活発で様々なバラエティ番組に出演し露出度は一番高い。過去にはアイドルフェスイベントを企画したり、ディナーショーを行ったりと、イベントセンスやプロデュース能力も高い。HKT48劇場の総支配人を兼務するなど、今やグループ一番の看板選手なので、彼女がいなくなるのはかなりの痛手となる。

もう一人挙げるなら、柏木由紀だろう。ファンの間では、いつ卒業するか恐々とする声もあり、今やラスボス的存在といえる(笑)。とにかく華と存在感があるため、彼女が一人いるだけでメンバー大勢いるステージが引き締まる。2017年11月、最後の同期である渡辺麻友が卒業する際、「私は残って盛り上げていきたい」と決意を新たにしていた。彼女の代わりになるような人材が出てくるまでは、卒業はないように思える。

心あるファン

生駒里奈が卒業を発表し、SNSでは嘆く声もたくさんあったが、中には「ついに来たか」「ソロ活動も多かったし、やっていけるよ」「覚悟はできてた」などと、理解ある潔いファンの書き込みもあって、これには思わず「カッコイイ」と声が出てしまった。

生駒里奈だけではない、AKB グループで、2018年に卒業する(した)のは、1月時点でこれだけいる。

AKB48 ― 飯野雅  1月卒業「夢であるモデルになるため外の世界で勉強したい」

SKE48 ― 高寺沙菜 1月卒業「将来の事を考えて」

NMB48 ― 矢倉楓子 4月卒業

市川美織 4月卒業

太田夢莉 4or5月卒業予定「芸能活動は続ける」

HKT48 ― 田中優香(学業専念)

兒玉遥(活動休止、療養)

NGT48 ― 北原里英(春に卒業)

STU48 ― 尾﨑舞美

乃木坂46 ― 北野日奈子(休養)

寂しいと嘆くファンも多いだろう。しかし、もっとつらいのは彼女たちだ。笑顔で送り出し、次に挑むのがどんな世界であれ、そのステージで活躍することを祈ろう。

マガジンサミットの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

山寺宏一&高木渉で『ポプテピピック』

GetNews girl / GetNews boy