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人気漫画雑誌の編集長が考える「編集者の育て方」

人気漫画雑誌の編集長が考える「編集者の育て方」
J-WAVEで放送中の番組「INNOVATION WORLD」(ナビゲーター:川田十夢)。2月2日(金)のオンエアでは、連載漫画がドラマ『5→9 〜私に恋したお坊さん〜 』や、映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』の原作となり、ヒットを連発している小学館の月刊少女コミック『Cheese!』編集長・畑中雅美さんをゲストに迎えました。

畑中さんが携わった作品を読んだ川田は、「僕が知ってる”少女漫画”と違っていた!」と感じたそうで、「イケメン男子への片思い」といった、いわゆる少女漫画ではなかったと話します。
畑中さんによると『Cheese!』で連載している作品の7割は、川田が思い描くものに近い、「イケメンの金持ちに愛されるシンデレラストーリー」といった少女漫画とのことですが…

「ケーキ屋で言うところのショートケーキみたいなものはきっちり作りつつ。ただ、それしか食べさせてもらえなかったら少女漫画のことを嫌いになるだろうなと思って。あとは『Cheese!』に流れてくる作家さんが、他であまりうまく行きませんでした…という方が多くて。理由は様々で、『王道のラブストーリーが苦手なんです』とか『カッコイイと思う男の人像が変わっていると言われる』とか…そういう方たちの受け皿になれるならそうしたいな、と思っていて。すると結果、作品がイレギュラーなものにならざるをえない」(畑中さん)と、王道ではない作品も掲載するようにしている経緯を語りました。

そういう作家の方達とどういう風に打ち合わせするのか?との川田の問いには…

「御本人は『こうした方が良いのかな?』という思い込みにがんじがらめにされていて、自分から平凡な作家になっちゃって、戦えなくなっていたりする。もっと違う引き出しを開けないとダメだろうなと思って、ずっと雑談したりとか。処方箋を出すように打ち合わせすることが多いですかね」(畑中さん)

編集長であり、編集者でもある畑中さんは、川田からの「編集者を育てるということはどう考えてる?」という質問に以下のように答えました。

「自分で失敗させてあげたいと思ってるんですよ。たとえば私に『こうしたほうがいいんじゃない?』と言われて、できあがったものがうまくいかなかったとすると、『思いどおりにやっていたらよかったのかもしれない』っていう可能性から逃れられないじゃないですか。だけど編集者を一番育ててくれるのは、読者の反応が思ったように来なかったときで。『おもしろいことを作家さんが書いてくれて、自分もそれをおもしろいと思ったはずだったのに、どうして届かなかったんだろう』ということは、真剣に考えるべきなんですよね」(畑中さん)

このような考えから、畑中さん自身が口出しすることは控えているそう。作家にも編集者にも、”まず自分なりにやってみる”を促すことが、畑中さん流の才能の育て方なのかもしれませんね。

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【番組情報】
番組名:「INNOVATION WORLD」
放送日時:毎週金曜22時−22時55分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/innovationworld/

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