古川雄輝が初NG宣言!『猟奇的な彼女』クァク・ジェヨン監督の超ハードな撮影とは……映画『風の色』インタビュー

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――撮影は基本的にプールですよね?

古川:完全に水中撮影の部分はプールなんですけど、プールって認識の冷たさじゃないです。屋外の撮影所にあるプールだったのと冬だったこともあって、ウェットスーツも着ていましたけど、とてもそれじゃ対応できない冷たさでした。

――海も入られていますよね。

古川:海も僕がガチで飛び込んでいます。けっこう真っ暗な海に飛び込むのって怖いんですよ。何かいるんじゃないかって(笑)。

――スタントマンは使わなかったんですか?

古川:少し使いましたけど、本当に少~しでしたね。ほぼ自分でやりました。

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――それは、監督が古川さん自身に「やってくれ」と?

古川:いや、「やってくれ」とかはなく、もうそういう空気感だったので……。水中撮影1発めで僕は倒れたんですけど、倒れて数時間休んでまたすぐにやりました。もうやらないと終わらないので。今思えば、誰か止めていても良かったなと(笑)。

だから今までやった作品の中でダントツで大変だった映画なんですよ。そのかわり、面白かったこともたくさんありました。ずっと2か月間北海道でロケをやっていたので、ごはんは美味しいですし、そういう楽しさがある反面、大変だった現場でしたね。

――このインタビューを読んだ後だと、大変さがわかって、また作品の感じ方がだいぶ変わりそうです。

古川:インタビュー記事を読んで映画を観たら、「このシーンこうだったんだ」と楽しめる部分もあると思うので、それを考えながら観るのも楽しんじゃないかと思います。

――監督ファンに向けた見どころも教えてください。

古川:クァク・ジェヨンワールドが完成している作品だと思います。けっこうマニアックな撮り方だったり、クァク・ジェヨン監督が好きであろう要素が詰まっている。99%監督の考えや意思が反映されている映画だと思うので、クァク・ジェヨンが好きな方は、また新たな一面が見れて楽しめるのではないかと思います。

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