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bitFlyer CTOとC#のRedCoderに「ビットコインとブロックチェーン技術の魅力」を聞いてみた

本質を知るためには、ソースコードや論文を読むのが手っ取り早い

2009年、サトシ・ナカモト氏が論文に書いたプロトコルとそれを実装したBitcoin coreによって始まったビットコイン。中央銀行が存在せず、Peer to Peer(ピア・トゥ・ピア)のネットワークに分散されたコンピュータよって管理され、決済されるという仮想通貨の仕組みは瞬く間に世界に伝播していく。

ビットコインは法的には通貨ではなく支払い手段の一つだが、取引所や販売所で取引されており、需給を反映して価格が付いている。2016年1月に日本円換算で1BTC=10万円前後だった相場は、その後、世界の個人投資家を呼び寄せ、激しい乱高下を繰り返しながらも17年末には急騰し、200万円前後を推移した。

世界のビットコインの時価総額は33兆円を超え、トヨタ自動車の株式時価総額をはるかに抜き去った。

ビットコインに魅せられているのは投資家ばかりではない。ITエンジニアの間では、以前からマイニングに参加し、仮想通貨取引をする人が多かった。投資対象としてはもちろんこと、エンジニアを惹きつけるテクノロジーの魅力がそこにあるからだ。

ビットコインのすべての取引履歴を記録するブロックチェーンがその一つだ。ブロックチェーンはネットワーク上のノードに分散的に記録される。簡単な計算で取引の整合性を誰もが検証することができる。

「ブロックチェーンは分散ネットワークと暗号学を活かした新しい仕組み。とりわけ、個々のトランザクションが暗号によってある程度の整合性を担保し、それに直行する別の方法で全体としてデータを統合できている点がすごいと思います。

ブロックチェーンは一見複雑そうですが、WebサーバーやRDBを新たに作るのに比べればはるかに簡単な技術です。ただ1台のコンピュータシステムだけで完結せずに動的なチェーンを意識して理解する必要があるので、一見するとわかりにくいかもしれません。

仕組みの本質を知るためには、ソースコードや論文を読むことが手っ取り早いです。というかそれくらいしかまとまった情報はないです。しかし、世界の経済の仕組みを民主化するという理想がそこには込められていますし、FinTechという観点で見ても技術的に新しいものなので、技術者としてはわくわくするような面白さがあるのです」

株式会社bitFlyer 取締役 CTO 小宮山氏

そう語るのは、国内最大(※)のビットコイン販売・取引所「bitFlyer」の取締役CTO小宮山氏だ。

ゴールドマン・サックス証券の決済システム開発などを経て、現CEOの加納裕三氏と共に、2014年にbitFlyerを設立。仮想通貨の販売・取引所、決済システムを一から手がけ、2017年12月にはbitFlyerを短期間でユーザーが100万人超、月間取引量9.5兆円という国内最大規模のプラットフォームにまで育て上げた人物である。

※シード・プランニング社(2017年2月仮想通貨取引所のビットコイン取引量シェア調査)、およびbitFlyer社調べ

仮想通貨の取引所運営とブロックチェーンの研究開発を組み合わせる

bitFlyerからは、ビットコインを利用したクラウドファンディングサービス「FundFlyer」や、秒速でビットコインが交換できる「bitWire」、法人向けビットコイン決済ソリューション「bitWire SHOP」など先進的なサービスが次々に誕生している。

それだけではない。小宮山氏は社内に設けられたブロックチェーン研究所の所長も兼任し、ナカモト論文にインスパイアされた、同社オリジナルのプライベートブロックチェーン・プロダクト「miyabi」の開発もリードする。

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