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分娩台で夫が手を握って励ましてくれて…でも私が感じたのは「これじゃない!これじゃダメ」感だった

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私にとって初めての妊娠・出産は31歳の時でした。

「いざ分娩!」となるまで私は病院の母親学級で習った通りの呼吸法や、いきみ逃しをしながらリラクゼーションのための音楽をかけて過ごすものだと考えていました。

そして夫が隣にいて付き添ってもらえるものだと思っていたんです。

合併症があった私は妊娠40週で誘発分娩となりました。

朝から陣痛促進剤の点滴をしたものの、微弱陣痛が続くだけでいい波が来ず、陣痛が終了。

10時間の微弱陣痛の後、誘発分娩は仕切り直しとなりました。

微弱陣痛とはいえ、じりじりと地味に痛くて体力を消耗したのを覚えています。

日を改めて再度陣痛促進剤を点滴しました。

2回目の陣痛促進剤で分娩とならなければ帝王切開することに。平静を装ってはいましたが心の内では「お腹を切るの怖いよー!」と思っていました。

2回目は、陣痛促進剤開始からたった2時間で骨盤が軋むような感覚と、腰周辺の骨が砕かれているんじゃないかと思うような激痛が走りました。

腰の痛みが強過ぎてお腹の痛みなんていうものは全く感じない程です。この時子宮口全開大となっていました。 関連記事:急展開のお産に退出のタイミングを逃し、不本意な立ち会いをした夫。産後の夫をみて思うこと by ゆき

呼吸法もいきみ逃しもあったものじゃありません。リラクゼーションの音楽なんてもってのほか!

ギリギリと歯を食いしばりながら呻くのが限界でした。

そんな時、ベッドサイドで寝転がりながらスマホゲームを楽しんでいる夫の姿が目に入り、イラっとしたのを覚えています。

私はというと、助産師さんに分娩室に担ぎ込まれ、そのまま分娩台に乗せられました。

子宮口は全開大、赤ちゃんの頭もすでに出かかっていて、いよいよ分娩です。

「さぁいきんで!」という助産師さんのかけ声がかかります。

そんな時に私が感じた「これじゃない感」。

自ら立会い出産を希望していた夫がそばについていてくれて、手を握っていました。

でも、どうにもしっくりこなくていきめないのです。

しかも、点滴をしている側の手を頭の上に持ち上げるような形で握られているので点滴がうまく流れず、アラームが鳴り響きます。

何度かやんわりと手を解いたのですが、何度でも手を握り直してくる夫。

「あぁ、これじゃぁ思うようにいきめない…これじゃない…これじゃダメだわ!」。

今度は夫の手を振り払って私は叫びました。

「助産師さんとチェンジして(怒)!」

結局、夫を部屋の隅に追いやり、助産師さんの手を握って出産しました。 関連記事:夫は立ち会う?立ち会わない?もしくは立ち会えない?里帰り出産の壁

思い描いた出産シーンとは掛け離れたものになりましたが赤ちゃんが無事に生まれてきてくれて良かったです。

隣の分娩室に入っていた妊婦さんはこの時のセリフを聞いていて、後日「あの時すごかったねー」と笑われたのは言うまでもありません。

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著者:orihime

年齢:33歳

子どもの年齢:1歳11ヶ月、妊娠7ヶ月

妊娠7ヶ月の主婦です。ステップファミリーとしてしばらく過ごした後、不妊治療を経て第二子を授かることができました。大変なこともたくさんありますが、妊婦期間は今だけだと思って楽しみながら過ごすように心がけています。妊娠・出産・育児を経験してみて、子どもと一緒に私も成長させてもらっているような気がしています!

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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