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ベック、ケイジ・ジ・エレファント、マムフォード・アンド・サンズらが集結した米ラジオ局イベントに1万7千人が大熱狂

ベック、ケイジ・ジ・エレファント、マムフォード・アンド・サンズらが集結した米ラジオ局イベントに1万7千人が大熱狂

 アメリカのネットラジオ局 iHeartRadio (アイ・ハート・ラジオ)が主宰するイベント【iHeartRadio ALTer EGO (アルター・エゴ)】が、2018年1月19日に米ロサンゼルスの巨大アリーナ・コンサート・ホールThe Forum (ザ・フォーラム)にて行われた。

ベック イベント写真(全28枚)

 iHeartRadioは2008年に発足したインターネットラジオ局で、 無料ながら2000局近いラジオ局が視聴可能で、個人でカスタマイズしアーティストラジオがクリエイトできるのも魅力で、現在ではアプリを通して1億人を超えるユーザーを持つ人気の音楽サービスである。

 また独自のイベントやフェスティバルを開催し、YouTubeにて全世界に配信していて、今年は【iHeartRadio ALTer EGO】と称したイベントを開催。ベック、ケイジ・ジ・エレファント、マムフォード・アンド・サンズ、ザ・ナショナル、ダッシュボード・コンフェッショナル、ウォーク・ザ・ムーン、スプーン、AJRなど総勢8組のアーティストが出演し1万7千人もの観客を沸かせた同イベントの模様をお届けする。

◎ベック
 『Colors (カラーズ)』を昨年リリースし、【サマーソニック】への出演が発表されたベック。ロサンゼルスが地元とあって、観客は総立ちで彼を迎える準備万端だ。会場の巨大スクリーンに彼の映像が映し出されると、ものすごい歓声が湧き上がった。スプーンのメンバーが出てきて、彼らも大ファンだというベックを紹介する。照明が落とされ「Loser」のイントロが始まると、彼より先に出だしを歌う観客の多いことに鳥肌が立つ。黒いハットに、ライダースジャケット、リボンタイにブラックデニムで登場したベック。数年前のラスベガスのフェス【Life Is Beautiful】に出演した時と同じ衣装だ!

 1曲目の「Loser」で、ベックを見たことない若い世代のファンのハートのつかみもバッチリ。「Up All Night」では大人っぽいダンス・ポップな曲調で、ベックのダンスがキラリと光る。新曲「Colors」、 「Dreams」とアップテンポなダンス・チューンが続く。ギターのジェイソンとのソリッドな演奏に痺れる。「Dreams」での彼はギターを持ったまま何度もハイジャンプ!ベックに負けじと会場を盛り上げる。ベックの艶やかな裏声にうっとり女性の観客はどよめく。「WOW」でのスクリーンに映し出されるカラフルでポップな映像が、キラキラな照明とマッチしまさにファンタズマ。ベースのドゥエイン、ギターのジェイソンと3人で揃いのステップを披露すると、観客も彼らと同じようなステップを踏み、観客参加型の壮大なエンターテイメント・ショウといった感じだ。

 ラストまでこれでもかというハイ・エナジーでファンクなベック・ワールドを繰り広げられると、彼がベテラン勢であることをすっかり忘れてしまう。それくらいパワフルで、しかもフレッシュささえ感じることに、ただただ感動。

 「ロサンゼルスは地元なのに、そんなに多くの公演をしないことを悔やんでるよ。」とベック。ソニックパイオニアとしてだけでなく、彼の折衷的な音楽スタイルを生み出したロサンゼルスのファンをこれでもかというほど喜ばせたのだった。

Beck Setlist
1. Loser
2. Up All Night
3. Devils Haircut
4. Colors
5. Dream
6. Wow
7. E-Pro
8. Were It’s At

◎ケイジ・ジ・エレファント
 ケンタッキー州の兄弟マットとブラッドが今夜も観客の期待に応えんばかりにステージ上で暴れまくる。新作のレコーディングに入る為、長く続いたツアーも今回のショウで終わることもありマットとブラッドはいつも以上にエキサイトしていた。ツアーでも使っていた火柱を用い、マットはぶっ飛びまくっている。ステージを降りるのは見慣れてる観客の予想を超えて、アンプによじ登ったかと思えば今度は2階席に駆け上がり観客の中で歌う。今度はブラッドがステージを降りて煽りまくる。ベックの後に登場した彼らだったが、あっという間に会場の雰囲気を乗っ取ってしまった。

◎ザ・ナショナル
 彼らがこの手のイベントに出演する事に少々奇妙に感じる中、メンバーがステージに登場。場の雰囲気に合わせてなのか、いつもの彼らのステージで感じられるようなダークさを少し抑え気味の印象だ。「Guilty Party」では、美しく静かなピアノの出だしに、マットの囁きかけるような歌声が会場を静寂に包まれる。トランペット&トロンボーンのメロディーが深い深海から湧き上がるような静かな高揚感に観客は陶酔しきっていた。ラスト・ソングでマットがステージを降りそのまま観客の前を通り退場。たった5曲のステージだったがアウェイとも取れるステージで、強烈なインパクトを残した。

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