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ハーツ来日&最新AL『デザイア~衝動~』発売記念の最新インタビューが到着「安住地帯からはみだして新しいものにトライしたんだ」(後編)

ハーツ来日&最新AL『デザイア~衝動~』発売記念の最新インタビューが到着「安住地帯からはみだして新しいものにトライしたんだ」(後編)

 その端正なルックスと耽美なエレクトロニック・サウンドでヨーロッパ全土において絶大な人気を誇る、美しきエレクトロ・ポップ・デュオ=ハーツの最新アルバム『デザイア~衝動~』(国内盤)が本日、2018年1月24日にリリースされた。1月29日にはこの最新作を引っ提げた来日公演を開催するハーツのヴォーカル、セオ・ハッチクラフトへの最新インタビューが到着した。

ハーツ MV

 また現在、Billboard JAPANでは来日記念特集記事「ハーツ来日記念特集 ~艶やかにエモーショナルに進化するシンセポップ・デュオの歩みを振り返る。」が掲載中。2010年リリースの1stアルバム『ハピネス』は全英チャート4位、英NMEアワード<最優秀新人バンド賞>を授賞するなど鮮烈なデビューを飾り、続く2013年に発表した2ndアルバム『エグザイル~孤高~』でヨーロッパを中心に9カ国でトップ10入りをするなど、不動の人気を獲得している彼らの歩みを来日前に振り返ってみてほしい。

◎ハーツ最新インタビュー(後編)
インタビュー前編:http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/59461

――今作ははじめて、セルフ・プロデュースで制作されました。以前から、セルフ・プロデュースでやりたいと思っていたんですか?

セオ・ハッチクラフト(以下T):いい質問だね。まぁ、今までの作品もプロデュースには参加しているんだけどね。プロダクションにはいつもかなり携ってきたけど、必ず多くを担ってくれる誰かがいた。でも今回は、曲を書いているときに、自分たちのプロダクションのスキルが向上していて自信がついてきたことに気づいたんだ。それで、部屋にいるふたりだけが音楽を作っているというシンプルな体制にすることにした。実際そうしてみてよかったよ。文字通りふたりだけになるとやっぱり関わり方が違ってくるんだ。なかなか楽しい変化だったよ。長年の間に色んなことを学んで自信がついてきたんだね。

――実際にやってみて、プロデューサーという視点からハーツを見てどういう感想を持ちましたか?

T:曲によって感想が違ったね。どの曲もそれぞれ求められるものが違っていたから。ミュージシャンを使うときもあれば全部コンピューターでやるときもあったし、ふたりで色んな楽器を試しながら作るときもあったしね。その度に求められるものが違ったんだ。

――ふたりだけだと「これは僕たちらしい、これは違う」という判断がしやすかったのではないでしょうか。

T:そうだね、通常はそういう風に考える。ふたりとも自分たちのことをよく解っているからね。でも今まで一緒にやってきたプロデューサーたちから学んだものがあってこそのことなんだ。勿論、今後プロデューサーを一切使わないというつもりもない。第三者がいるプロセスはいつも有意義なものだからね。ただ、今回は自分たちだけでやるのがしっくりきたんだ。

――大会場に似合うスケールの大きさを持った曲が多いハーツですが、「シャペロン」のような、とてもintimateでシンプルな構造の曲を聴くのは初めてのことに感じました。それでいて曲全体に工夫がこらされているのはさすがです。この曲を書こうと思ったきっかけは何でしたか?

T:今まさに君が言った通りのことをしようとしたんだ。あの曲は突然生まれてね。スタジオでピアノで遊んでいるときに、何だか変な魅力のあるものができた。それまでにとらえたことのなかったタイプの魅力…聴いているだけで笑顔になれるようなものがね。このアルバムの曲の多くは、少しずつ安住地帯からはみだして新しいものにトライしたものなんだ。嬉しいことにファンが親しみを感じてくれている。僕たちの曲だから、必ずハーツらしさがあるんだろうね。今は僕たちが何か新しいことをやると、ファンが「意外性を期待」してくれるようになった気がするよ。4作アルバムを作ったけど、どれも個性が違うからね。新しいものにトライすると、ファンが「うーん、何か奇妙な感じがするけど、まあいいや。ついていくよ」と思ってくれるんだ。最高の褒め言葉だよ。

――「ビューティフル・ワンズ」も、一見するととてもハーツらしい曲でありつつ、アレンジのはしばしから、冒険心が見て取れます。この曲であなたたちが挑戦したかったことといえば?

T:あの曲と「レディー・トゥー・ゴー」は2日間で書いたんだ。スタジオの中でとんとん拍子にできた。アウトサイダーの曲を作ってみたかったんだよね。僕たちのファンには他人とちょっと違うというかユニークな人が多いから、そういう人たちのために曲を書きたいという気持ちがずっとあった。主旋律とそれ以外の部分ができたときにとてもパワフルなスケールの大きさを感じたから、「よし、これだ」って思って…

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