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甘さと苦さが程よく融合された聴き心地抜群のエレクトロ・ナンバー / 「キャピタル・レターズ」ヘイリー・スタインフェルド&ブラッドポップ(Song Review)

甘さと苦さが程よく融合された聴き心地抜群のエレクトロ・ナンバー / 「キャピタル・レターズ」ヘイリー・スタインフェルド&ブラッドポップ(Song Review)

 2018年2月9日に全米公開される映画『フィフティ・シェイズ』シリーズの最終章『フィフティ・シェイズ・フリード』から、サウンドトラックに収録されるヘイリー・スタインフェルドとブラッドポップによる新曲「キャピタル・レターズ」が1月12日にリリースされた。映画公開日に発売される予定の同サントラ盤からは、リアム・ペインとリタ・オラによるデュエット曲「フォー・ユー」が、1週前の1月5日にリリースされたばかり。

 アップテンポな「フォー・ユー」に続き、「キャピタル・レターズ」も輪郭のハッキリしたメロディ・ラインが印象的なエレポップ・チューンで、これまでのシリーズだと、全米3位/全英1位の大ヒットとなった、エリー・ゴールディングの「ラブ・ミー・ライク・ユー・ドゥ」(2015年)に近い雰囲気。というのも、同曲のソングライターには、エリー・ゴールディング自身の名前もクレジットされているからだ。その他には、女性シンガー・ソングライターのRayeや、ピンク・フロイドの作品をはじめ、数多くのアーティストを手掛けてきたレコード・エンジニア=アンディ・ジャクソンの名前もある。いずれもイギリス出身のアーティストで、アメリカよりヨーロッパ方面でウケが良さそうな仕上がりにも納得。プロデュースは、もちろんブラッドポップが担当。

 ブラッドポップといえば、ジャスティン・ビーバーの大ヒット曲「ソーリー」(2015年)をはじめ、ブリトニー・スピアーズやレディー・ガガ、テイラー・スウィフトなど、トップスターの作品を手掛けたことで、一気に知名度を高めた音楽プロデューサー/ソングライターで、昨年(2017年)は、ジャスティン・ビーバー+ブラッドポップとしてリリースしたシングル「フレンズ」も話題になった。新曲「キャピタル・レターズ」は、その「フレンズ」にも通ずるブラッドポップ特有の規則正しく刻まれたビートと、耳障りにならない程度の柔らかいエレクトロ・サウンドが聴き心地良い、“らしい”ナンバー。アーティスト名を伏せても誰の曲か予想できる、確立したサウンドを生み出せるアーティスト=ブラッドポップは、ゼッドやカイゴなどに続き、エレクトロ・シーンでの今後の活躍が期待されている。

 若さと甘酸っぱさを弾けさせたデビュー曲「ラブ・マイセルフ」(2015年)と同一人物とは思えない、甘さと苦さが程よくブレンドされたヘイリーの成長が感じられるボーカルも、いい味を出している。彼女が時に優しく、時に激しく歌うこの曲のタイトル“Capital Letters”とは頭文字(大文字)という意味だが、“良い時も悪い時もあなたにあげたいもの”という前置きから、「愛」という意味を置き換えているのかもしれない。映画が今作で最終章ということだが、この曲はハッピーエンドなのか、それともバッドエンドを意味しているのか……(?)。

 ちなみに、ヘイリーが獲得した全米チャートでの最高位は、グレイとデュエットした3rdシングル「スターヴィングfeat.ゼッド」の12位で、全英チャートでも同曲の5位が最高位と、意外にもNo.1獲得は果たしていない。「キャピタル・レターズ」が1曲目に収録される『フィフティ・シェイズ・フリード』のサウンドトラックには、こちらもジャスティンの「ソーリー」のソングライターとしてブレイクしたジュリア・マイケルズや、ジェシー・J、シーア、前述のエリー・ゴールディングも曲を提供している。

Text: 本家 一成

◎リリース情報
「キャピタル・レターズ」
ヘイリー・スタインフェルド&ブラッドポップ
2018/1/12 RELEASE

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