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「絶対に笑ってはいけない」のルーツ?伝説のナンセンス絵本とは…

「絶対に笑ってはいけない」のルーツ?伝説のナンセンス絵本とは…

『絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時!』を観られた方、多いと存じます。ここ数年、大晦日の恒例となっております。NHKの紅白の裏で、民放トップの視聴率を誇る人気番組として定着しております。

今年は、アメリカの大物俳優エディ・マーフィー様に扮したダウンタウンの浜田様の黒塗りの演出が物議を醸しておりました。

昨今のテレビ番組では珍しく、「情報」も「感動」の要素も一切ございません。ただひたすら、笑いをひとつでも多くとる超シンプルなコンセプトの番組でございます。粋でございます。なぜ、これほどまでに人気があるのか、人びとが見たがるのか?

笑ったら叩かれるというルールにその理由があるのではないかと…。

つまり、笑ってはいけないという大前提のもと、ネタが披露されることで笑いが増幅されるのではないかと思うのでございます。ダウンタウンの松本様も以前、インタビューで、「笑ったら叩かれるというルールを設けることで、その場を笑いが増幅する空間に変えてみせた」と語っておられました。

実は、このシステムを利用したナンセンス絵本があるのでございます。今から20年前、1996年に出版されております。その絵本というのが…「うそつきのつき」内田 麟太郎, 荒井 良二
amazon.co.jpより

第46回小学館児童出版文化賞受賞作でございます。ダジャレが連発される絵本でございます。子どもはダジャレが大好きなのでダジャレ連発絵本はたくさんございます。ところが、この絵本は、最初に「おじさんは、何があっても笑いません」と主人公の謎のおじさんを紹介、そのうえで、ダジャレが連発されていくのでございます。例えば、木になるキリンが気になるキリンがいても、おじさんは笑わないのでございます。おじさんは常に無表情なのでございます。そこに続々とダジャレが浴びせられていくのでございます。

かなりシュールございます。ダジャレの難度も高め、大人が安心して楽しめる絵本でございます。構成も絶妙でございます。大人が「うまい」と舌打ちできるオチになっております。

絵もゴイスーでございます。なんと、人気絵本作家の荒井良二様が担当されております。去年、「きょうはそらにまるいつき」で、日本絵本賞大賞を受賞された荒井様でございます。脱線しますが、こちらの絵本も大人にオススメの絵本でございます。きょうはそらにまるいつき 荒井良二
amazon.co.jpより

内田麟太郎様の高度なダジャレと荒井良二様の絵の絶妙のコラボがたまらない作品でございます。

是非、「絶対に笑ってはいけない」ファン、お笑い好きの方に一度体験して頂きたいのでございます。

(文:N田N昌)

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