ソトコト編集長が語る 地方の未来は明るい? 暗い?

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ソトコト編集長が語る 地方の未来は明るい? 暗い?
J-WAVEの番組「JAM THE WORLD」のワンコーナー、「LOHAS TALK」(ナビゲーター:小黒一三)。1月10日(水)のオンエアでは、ソトコト編集長の指出一正さんをお迎えし「ますます活性化する地域」というテーマでお話を伺いました。

まずは、島根県との活動について。指出さんによると、現在ソトコトでは、ソーシャル人材育成講座の「しまコトアカデミー」や、島根の企業と東京の若い人たちとが出会う「しまコト・しごとカレッジ」という講座を行っています。このような講座を行うことで「地域、島根にはいろんな仕事があるんだ」ということをわかってもらえるそう。「地域で働くことの多様さというものを、東京で働くのとはまた違ったレイヤーで若い人たちに知ってもらえるお手伝いをしています」と指出さんは話していました。昨年、行った150回もの公演のお客さんのほとんどが若い人で、これまでまちづくりに興味がないと思われていた若い人が参加してくれ、驚かれることも多いとのこと。

ソトコト1月号では「全日本リトルプレス図鑑」と題して、地域の魅力を紹介するリトルプレスを108つも紹介しています。

小黒:こういう地域マガジンを発行しているのはどういう人たちなの?
指出:その地域にUターンやIターンをして、その地域の魅力が外に発信されていないなと感じている若い世代が多いです。意外とクリエイターたちは各地域に戻っているんです。僕が思うに、ここ5年ぐらいで地域にクリエイターがいるようになって、しかもその人たちがその地域に仕事として関わりを持つようになった結果、こういう印刷物やWebメディアだったりが発行されるようになったんだろうなと。ちょっと前までここまでなかったんです。これは絶えることなく、続々と生まれていて、今日なんかもまさしく「新しいリトルメディアが発刊されました!」 と、僕のSNS上に流れてきたりして、しばらくはこの形で自分たちのまちの良さを、自分たちの視点で見つけて、それを皆に共有できるように冊子化していくという流れは変わらないんじゃないかと思いますね。

小黒:話を聞いていると「日本の地方は明るいな」と思ったんですけど、総務省とかが限界集落とか人口が激減するとか暗い話ばかり言うのは嘘ってことなのかな?
指出:ノストラダムスの大予言と同じですよ。皆が怖いというものが、たまたま相対的に地方になってしまっただけで、別に東京でも地方でも関係ないし、僕が少なくとも週5日地域をまわっている中で、みんなが深刻で暗く生きているかというと全く大笑いしながら生きていますよね。おじいちゃんもおばあちゃんも楽しそうだし、その地域にいる若い人も楽しそうなんです。「地域が困っている」というのは相当な上から目線で、見てない人の言い分だなというのを、2017年色々と地域をまわって再認識しました。実はどこも楽しそうなんです。

2人のトークから見える日本の地方の現状は、メディアなどで伝えられている実態とはまた違うものがあるようです。

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【番組情報】
番組名:「LOHAS TALK」
放送日時:月・火・水・木曜 19時45分−19時55分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/blog/lohastalk/

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