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念じるだけで仮想空間が思いのままに!ボストンのスタートアップが世界初の脳波で操作するVRゲーム

仮想空間に没入するには、手で操作するタイプのコントローラーを使うのは不自然で、傾きにやジェスチャー、音声など、より自然なコントロール手段の開発が進んでいる。

究極のコントロール手段としては、念じただけで仮想空間上のモノがコントロールできるものだが、ボストンのスタートアップNeurableが、これを可能にするゲームを発表した。

脳波でコントロールするゲーム「Awakening」がVR界に大きな波を起こすかもしれない。

・脳の活動パターンを捉えてコマンドに変換

Awakeningは世界で初めての脳波で制御するタイプのVRゲームだ。プレイヤーは仮想空間のアイテムに集中するだけでオブジェクトを選択できる。

このゲームを可能にするのは、VRヘッドセットに接続する脳スキャンヘッドバンドだ。ヘッドバンドから送られてくる脳波をソフトが解釈して仮想空間に反映させることで、プレイヤーはコントローラーを持たずにゲームが進められる。

ヘッドバンドには、広範囲に及ぶ脳細胞の電気的活動を記録すべく7つの電極が組み込まれていて、プレイヤーの意図検出には特定の脳の活動パターンをうまく捉えて利用する。

例えば、光で鼓動するブロックに意識を向けると、特定のニューロンが発火するのだが、こうした脳のパターンを登録してゲームの操作に利用するのだ。

ノイズの多い脳波データはNeurableのソフトによって処理され、的確にプレイヤーの意図を読み取ってゲームコマンドに変換される。

・脳波による操作の汎用化へ

実はAwakeningは脳波で操作するゲームのデモンストレーションのためのもの。ブロックを動かしてモノを壊したり、数字を入力してドアを開けたりといったシンプルな内容で、ストーリーラインはあまり洗練されていないようだ。

同社は現在、開発者用キットを提供している段階で、世界のゲームデザイナーたちによって、脳波をコマンドに変換する技術を活用したクオリティの高いゲームが開発される日も近いだろう。

脳波検出ヘッドバンドはHTC Viveに最適化されているが、他のVRヘッドセットとも互換性があるため幅広い活用が可能となっている。

Neurableは、このシステムをより汎用性のあるものにするために、電極を小さくして邪魔にならないようなものに進化させていくとのことで、今後の展開が待ち遠しい。

参照元:The First Mind-Controlled VR Game Will Hit Arcades in 2018/IEEE SPECTRUM

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