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シド、結成15周年記念ワンマン公演を元旦に開催

シドが1月1日(月)にZepp Tokyoにてワンマンライブ『結成十五周年記念公演 「シド初め」』を開催した。
1月1日@Zepp Tokyo (okmusic UP's)

結成15周年イヤーのスタートとなったこの日、元日にも関わらず会場はSOLD OUT。チケットはかなりの高倍率だったというだけに、フロアの熱は開演前から高かった。ステージ一面に張られた紗幕に映し出されていた時計に合わせて、開演17時の5秒前からカウントダウンが自然発生。「ゼロ!」の声と共に幕が落ち、メンバーが姿を見せると、「chapter 1」がスタート。15周年の幕開けにふさわしく、マオ(Vo)の伸びやかなヴォーカルが羽ばたく鳥のように舞い上がる。続く「ANNIVERSARY」ではイントロで銀テープが舞い、オーディエンスの顔にも、メンバーの顔にも笑顔が咲いた。決して平坦ではなかった15年間を共に歩いてきた同志たちの顔を見つめながら、思いの深い歌詞を噛み締めるように歌うマオ。Shinji(G)も明希(B)もステージの前に歩みより、フロアに限りなく近い場所でプレイする。そして最新アルバム『NOMAD』からダンスロックチューン「XYZ」を披露すると、会場が一体となり、フロアを大きく揺らした。

この日のステージは、結成15周年を意識した新旧織り交ぜたラインナップで、アンコールを入れた全19曲のうち、11曲がインディーズ時代の楽曲という、かなりレアな内容に。しかも、当日明け方のテレビ出演の後、会場入りしたというメンバーは、少々ランナーズハイのような状態で、ハイテンションなパフォーマンスを見せつつ、いい意味で肩の力の抜けた、リラックスした表情も垣間見られるという、これまたレアなステージを見ることができた。

歌謡ロックナンバー「アリバイ」ではShinjiの哀愁漂うギターが冴え渡り、「V.I.P」ではゆうや(D)の弾むリズムが、「MUSIC」では明希のスラップが、躍動感を生んだ。そして「循環」ではサビに合わせて観客がクルクルと回る。シドのライブを初期から盛り上げてきた定番ソングだ。会場のボルテージもMAXになったのを見て、「今日はすごいね、熱が。お酒入ってる? お酒入ってなくても今日はシドの4人が酔わすから。いけるかー!!」と、マオがさらに煽るも、すかさず「次、バラードだったよ…」と苦笑いする場面も。そんなテンションの中、披露された「ハナビラ」「影絵」のミディアムナンバーだったが、ひとたび歌えば、それまではしゃいでいた観衆を微動だにさせず聴き入らせるパワーがマオの歌にはあった。さらにShinjiのアコースティックギターのイントロが心に響く「モノクロのキス」。その歌を立てるようにグッと抑えながらも、じわじわと熱が伝わってくるような演奏で魅了するバンドアンサンブルも素晴らしい。終盤戦は、「今日はなんかぶっ壊れてるね。せっかくぶっ壊れてるから、最後までぶっ壊れていこうと思います」と、「妄想日記」「dummy」「プロポーズ」とアップチューンを畳み掛け、ラストは明希のロングシャウトから「眩暈」。濃厚かつハードなラブナンバーで「シド初め」は終了した。

アンコールはインディーズ時代のダークナンバー「必要悪」からスタート。「Dear Tokyo」ではイントロから手拍子が沸き、「one way」では拳を振り上げ、再び会場は一体感に包まれた。そんな様子を見て、「次で終わるんですけど…もう一発いきたいな。ちょっと待ってて、会議する」とマオ。ドラム前に集まり、しばし話し合いをするメンバー。やがて「決まった!なかなかふさわしい曲をやります。みんな、覚悟を決めてほしいんだけど大丈夫? 一発で仕留めるぞ!いいか?!」と煽った後、演奏されたのはシドの始まりの曲である「吉開学17歳(無職)」だった。そしてラストナンバーは「光」。ミラーボールの光が会場を照らす中、今のシドが伝えたい想いをしっかりと歌に込めた。そして、会場全部を包み込むように、大きく広げた腕をそのままギュッと抱きしめたマオの姿が印象的だった。演奏を終えたメンバーは、途切れることのない大歓声を笑顔で受け止めていた。そして、「せっかくなんで、正月らしく」というマオの提案で、会場全員で一本締めをし、ステージを締め括った。

「満を持して15周年に入ったんだけど、みんなも勉強とか仕事とか他のバンドとか、そんなこと考えられなくなるくらい、シド色に染める一年にしたいと思っています。いつも通りついてきてください」とマオがMCで語っていたように、すでに5月5日(土・祝) Zepp DiverCity TOKYOを皮切りに『SID 15th Anniversary LIVE HOUSE TOUR 2018』の開催が決定している。このツアーはファンクラブ限定や、ファン投票LIVE、暴れ曲限定LIVE、インディーズ曲限定LIVE、昭和歌謡曲限定LIVEと、日によって違う内容で、シドの魅力を再確認できるスペシャルなツアーになることだろう。シドの15周年アニバーサリーイヤーは始まったばかり。今後どんな企画が飛び出すか、期待は高まるばかりだ。

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