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【結婚のギモン】両家の顔合わせに手土産は持っていくべき?

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【結婚のギモン】両家の顔合わせに手土産は持っていくべき?

“結婚前の顔合わせ”は、お互いの両親が初めて対面し、両家そろって結婚の意思確認を行う大切な場。その際、悩みがちなのが手土産の有無。顔合わせの際に手土産が必要か否か、手土産の選び方、渡し方などをマナーのプロに教えてもらいました!

顔合わせの席に、手土産は必要? 不要?

顔合わせの食事会は、近年結納の代わりとして行われるケースもあり、結婚のステップの中では比較的カジュアルな会といえます。
とはいえ、先方に対しての手土産が必要ないということではありません。

どこの家でもしきたりや慣習、礼儀やマナーについての感覚には差があるものです。
それを踏まえた上で、両家の代表としてふたりで話し合いを行い、それぞれに両親にも相談して、手土産を用意するかどうか、どのような品物にすべきかなどをしっかり調整していくことが肝要です。

この調整を怠ると、どちらか一方の家だけが豪勢な手土産を持ってきて、もう一方の家の両親がとても気まずい思いをする、というような事態が発生しえるのです。

後々に禍根を残さないためにも、この時点での顔合わせの手土産についての打ち合わせは綿密にしておくべきでしょう。

 

顔合わせで喜ばれる手土産とは

© PIXTA

顔合わせで持参した手土産を喜んでもらえるのは、とても嬉しいものです。緊張しがちな顔合わせの場が和んで、会話が弾むような、ステキな手土産を選びましょう。

 

気になる手土産の予算の相場

友好の気持ちを表す手土産として持参するものですので、必要以上に高価なものでなくて大丈夫です。
一般的には3千円から5千円程度の品物が好ましいとされています。

この金額を意識しておけば、両家の手土産の品に大きなひらきが生まれることはないでしょう。

例外として、相手のご両親に遠方から来ていただいた場合は、お礼の意味も込めて予算より1千円から2千円程度高価なものを贈るのもいいかもしれません。

いずれにしても、波風立たぬように事前の調整をお忘れなく。

 

縁起物は喜ばれる手土産のひとつ

では、顔合わせで喜ばれる手土産とはいったいどんなものでしょうか。
いくつか例を上げてみましょう。

 

菓子折り(和菓子)
「折り」とは、昔、お菓子がまだ高級品で箱に入っていた頃、その箱のことを「折り箱」と呼んでいたことに由来します。つまり「箱に入ったお菓子」のことです。
和菓子であれば、「どら焼き」や「もなか」などが好まれるもののひとつになります。
2つの皮が「合わさって」いることから、両家の結びつきと円満を象徴するという思いを込めているようです。

 

菓子折り(洋菓子)
洋菓子では、バームクーヘンが定番です。
断面が樹木の年輪を想像させることから、末永い幸せを連想させる縁起のよいお菓子とされています。
可能であれば個別包装のものがよりベターです。これは大きなバームクーヘンを「切る」という不吉さを避ける意味合いからです。

 

昆布
縁起のよい食べ物として、結婚式やおせち料理などでも用いられてきたのが昆布です。
両家の顔合わせという晴れの席の手土産としては、とても相応しいですね。
縁起がよいとされる理由は、「喜ぶ」(よろこんぶ)に通じるため、と言われています。

 

お茶
お菓子には糖分が含まれ、昆布には塩分が含まれています。もし相手方にこれらを摂取することに制限があった場合は、お茶がいいかもしれません。
先方の好み次第では、紅茶やコーヒーの詰め合わせなども喜ばれるでしょう。

 

お酒
日本酒はお清めの意味があるとともに、地方ごとの特別さが味わえるため、お酒が好きな方には喜ばれる手土産のひとつです。
お互いに故郷が異なる場合などの話題作りにも一役買ってくれることでしょう。 ただし、瓶入りであれば、割れる可能性や、重さがありすぎると持ち帰る際にかえって迷惑になることもありますので、その点、要注意です。お車での移動であれば良いでしょう。

 

顔合わせの代表的な手土産を5つ挙げましたが、もちろんこれ以外でも喜ばれる手土産は無数にあります。相手の家の好みや状況をよくリサーチして、楽しみながら選んでください。

 

ハレの場だからこそ、避けたい手土産

逆に、顔合わせの手土産としては適さないものもあります。
こちらもいくつか例を挙げてみます。

 

日持ちしないもの
いただいたものを持ち帰ってから食べることを考えると、例えば遠方からいらした方に生菓子などは日持ちの点から不安が残ります。賞味期限も十分に吟味し、安全なものを選ぶべきでしょう。

 

割れ物
煎餅、おかきなどの米菓は「割れる」ということから、結婚に関わる場では人気がありません。中には気にされる方もいるようなので避けておいたほうが無難です。そういう意味では、割れやすいクッキーなども注意すべきですね。

 

切り分けるもの
これも縁起をかつぐという点からの発想です。
例えば、菓子折りの定番である羊羹などが、これに相当します。「切り分ける」というところが結婚にふさわしくないというのがその理由です。

 

重くてかさばるもの
遠方から電車などを乗り継いでやってきている場合などを考慮し、できるだけ邪魔にならない軽量コンパクトな手土産を選ぶほうが好ましいといえます。こうした小さな配慮が、後々の両家の関係に影響してくるものです。

 

お相手にアレルギーがあるもの
お相手のご家族に、食物アレルギーがないかどうかも事前にしっかりと聞き取りしておくのがよいでしょう。せっかくの贈り物が諍いの種になっては逆効果です。

顔合わせの手土産の渡し方

せっかくの手土産も、渡し方ひとつでよくない印象を与えてしまうこともあります。逆を言えば、少し気遣いをするだけで、家族全体に好印象をもってもらうことが可能なのです。

 

「熨斗(のし)」はつけたほうがいい?

© PIXTA

顔合わせは、両家の家族が初めて対面する正式な場です。
雰囲気はざっくばらんであっても、「正式」であるに越したことはないのです。

その意味で、手土産に「熨斗(のし)」をつけて贈ることは、とても好ましいと思います。

現代において「熨斗をつける」といえば、小さな飾り(のし飾り)と赤白で構成される飾り紐(水引)が描かれた紙でくるむことを言います。

のし飾りは、あわびを薄くはいで伸ばし干したものを紙で包んだ「のしあわび」を模したものです。のしあわびは不老長寿の妙薬として珍重されてきたことから、めでたさを表す贈り物に使用されます。

一方、水引はその色と形に意味があります。
様々な用途に応じて適した水引を使用するのですが、顔合わせでの手土産につけるのは、写真のような形の「結び切り」がよいでしょう。

「結び切り」は結び目が固く、ほどけにくい特徴を持つため、「人生で一度きりのお祝い事」という意味を持ちます。結婚にとてもふさわしいですね。

水引の結び目の下には毛筆で、贈る側の姓を入れておきます。

 

風呂敷?紙袋?手土産の持ち運びマナー

© PIXTA

古来より、大切な方への贈り物をする際に、布や紙で綺麗に包み、相手に対しての敬意を表してきました。
購入したお店で入れてもらった紙袋でも、もちろん悪くはないのですが、せっかくの機会ですから風呂敷を使ってみてはいかがでしょうか?

紙袋ですと、渡す際にガサガサ音がしてしまい少し興が削がれることがありますが、風呂敷ならば音もせずスムーズで、日本の文化や美しさも感じられます。

また、風呂敷は和装、洋装を問わないため、こうした席にも適しています。

とはいえ、これも先方が風呂敷でないのにこちらが風呂敷で持って行くと、印象として差がつく感じもなきにしもあらずです。お相手様に恥をかかすことのない配慮は大切なマナーでもありますので、このようなことも、事前に結婚する本人同士で打ち合せをしておくと、ご家族も安心でしょう。また、風呂敷で持参する場合は、持ち帰っていただく際の袋を別途用意しておく必要もあります。

このようなときは、紙袋だと破れる可能性がありますので、不織布でできた袋がおススメです。そうするとのちの何度でも使用できるため、エコにもつながります。

 

好感度をアップさせる手土産の渡し方

準備万端整えた手土産をどのようにして渡すか。
ここを間違えてはすべてが台無しです。
最後の瞬間まで気を抜かないよう気を配りましょう。

まず、顔合わせの手土産を渡すタイミングです。
対面してすぐに渡してしまうのは焦りすぎというものです。

レストランやホテル、料亭などのお店の場合は、店内に入り部屋に通されて、きちんと挨拶を済ませてから渡すのがよいでしょう。

自宅や相手のお宅の場合も同様で、玄関先ですぐに渡すのはNGです。
お部屋に通されて、挨拶をおこなってから渡します。

どちらの場合も、相手の話を遮ってまで渡すことを優先してはいけません。お相手の様子と雰囲気を伺いながら、臨機応変なタイミングを心がけてください。

次に、手土産の渡し方です。

和室の客間や畳敷きのお店の部屋の場合、正座で行います。
風呂敷(紙袋など)より品物を取り出し、まずは自分から見て正位置(名前がこちらを向く)で目の前に置きます。そこから時計まわりに90度、さらに90度と2回にわけて、相手からみた正位置に置き直して、差し出します。

洋間でテーブルを挟んでいて、その上に品物が置けないなどの場合は、自分の正位置で両手に持った状態から、同様に時計回りに回しながら相手の正位置に持ち直すようにして差し出します。

渡す際に一言添えることで、会話のきっかけができることもあります。

「甘いものがお好きだとうかがっておりましたので」
「地元で評判の日本酒です」
「こちらではとても人気のある和菓子といわれておりまして……」
「お気に召していただけると嬉しいのですが」

など、さりげない一言で場の雰囲気を和やかにしましょう。

手土産を持参する一番の目的は、顔合わせの場にご足労いただいた感謝の気持ちと、これからはじまる両家の永いおつきあいへの挨拶を形にして渡す、ということです。気負わずに、心からのお礼として贈ってみてはいかがでしょうか。

 
監修:西出ひろ子

マナーコンサルタント・美道家。心をカタチにする真心マナーの専門家。『マナーは互いを幸せにするもの』をモットーに、テレビ・新聞・雑誌などメディア出演多数。NHK大河ドラマや映画のマナー監修では、俳優や女優のマナー指導も。著書は海外含め70冊以上。夫、愛娘犬、愛息犬と生活する愛犬家。

【結婚のギモン】両家の顔合わせに手土産は持っていくべき?
こちらのマナーも知っておいて損なしです!

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