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傷口のバクテリアを可視化する医療デバイス「MolecuLight i:X」がすごい

近年、人食いバクテリアのニュースを耳にすることが増えてきたが、バクテリアが恐ろしいのは一つは目に見えないからだ。何らかの理由で体に傷ができたとき、傷口にバクテリアが付着していないか肉眼ですぐに確かめることができない。

それができれば、もっと早い対処につながる。そうした発想で開発されたのが、「MolecuLight i:X」だ。紫色光を傷口に当てることでバクテリアを可視化するというもので、より適切な治療に役立つ。

・紫色光をあてるだけ

MolecuLight i:Xはカナダ・トロント拠点の医療スタートアップが開発し、すでにカナダと欧州で医療用デバイスとして使用認可が下りている。

デバイスは固定電話の子機ほどの大きさで、スクリーンを搭載。体に安全な紫色光を患部に向けて出すと、傷口のどこにどれくらいのバクテリアがいるかをスクリーンにリアルタイムに映し出す。

・バクテリアは赤色表示

スクリーンには、健康な皮膚が緑色に映し出される一方、バクテリアが付いている部分は赤色っぽく映る。バクテリアが多いほど濃い赤色となるので、分布がはっきりとわかる。

また、傷のアウトラインも確認できるので、医師は治療すべき部分を正確に把握できる。

・9倍早く治癒

トロントで行われた治療試験によると、このデバイスの活用で通常の治療より9倍早く傷を治すことができたという。

人食いバクテリアだけでなく、感染症の治療は早期の段階で的確に行うことが何よりも重要だが、今後はこうしたデバイスを活用しない手はないだろう。

MolecuLight

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