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スウェーデンの首都ストックホルムで高層ビルの地下に屋内農場「CityFarm」を建設中

北欧スウェーデンで2008年から都市型農業の研究開発に取り組む「Plantagon(プランタゴン)」は、首都ストックホルムの高層オフィスビル「DN-Skrapan」の地下空間を活用し、「CityFarm(シティ・ファーム)」と呼ばれる大規模な屋内農場の建設をすすめている。

・LED照明を農作物の光合成とビル内の暖房に有効活用

「CityFarms」は、都市型農業にまつわる「Platagon」独自のノウハウと最先端テクノロジー、環境共生型の建築手法を融合させた、一年中、品質の高い野菜を有機栽培により生産できる屋内農場ソリューション。

環境負荷の軽減にも配慮されており、農作物の栽培に要する水量は従来よりも99%軽減され、使用エネルギーの70%をリサイクルする仕組みを実装しているのが特徴だ。

たとえば、この屋内農場で設置されるLED照明は、その光を農作物の光合成に利用させるのみならず、発生する熱を保存し、オフィススペースなど、ビル内の暖房に活用する仕組みとなっている。

高層ビルの地下にある「CityFarms」で収穫された新鮮な農作物は、上階のテナント企業に勤務する人々に向けて直接販売されるほか、同じビルに入居する飲食店などにも供給していく方針で、これにより、都市部における究極の“地産地消”を実現したい考えだ。

・2020年までにストックホルムで10カ所に展開する計画

国連食糧農業機関(FAO)によると、スウェーデンでは、野菜や果物の70%以上を輸入に頼っているのが現状。

「Plantagon」では、2020年までに「DN-Skrapan」を含めストックホルムの10カ所に「CityFarms」を建設する計画で、スウェーデンの都市部での食料自給率向上につながる屋内農場ソリューションとして、その動向に注目が集まっている。(文 松岡由希子)

Plantagon

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