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ライブ配信アプリ「17 Live(イチナナ)」がアジアを席巻! 台湾17 Mediaに突撃してきた!

「SHOWROOM」や「ツイキャス」で知られるライブ配信サービス。その本場というべき台湾でダントツ1位の人気を誇るライブ配信アプリが「17 Live」だ。日本でも今年(2017年)8月から日本法人によるサービスが開始され、にわかに盛り上がりを見せている。そこで今回「17 Live」の本拠地、台湾17 Media社へ突撃!「17 Live」人気のヒミツを探ってみた!

“アニキ”の義侠心が生んだ第三のメディア

台湾のランドマークとして有名な台北101や世界貿易センターが並ぶ台北の国際都市 信義区。日本でいえば六本木のような好立地の高層ビルに「17 Live」を展開する台湾のベンチャー企業17 Mediaのオフィスがある。

案内されたフロアには150席ほどのデスクがズラリと並び、オンラインイベントのチーム、VIP専用のサポートチーム、新しい17ライバー(動画配信者)のスカウトや人気17ライバーのマネジメントを行うチームなど、各セクションで若いスタッフたちがMacBookを前に忙しげに働いていた。これと同じ規模のフロアがほかに2つあり、スタッフは総勢300人を超える。

インタビューに答えてくれたのはM17 EntertainmentのCFO Shang Koo氏。若干37歳ながらこの企業ではトップ10に入る年長者だ。

※M17Entertainment CFO Shang Koo氏

「17というのは中国語で1(イー)と7(チー)、これは中国語で「いっしょに」という意味で、仲間同士のつながりや日本語でいう「義」の意味もあります。創始者であるJeff(Jeffrey  Huang)の『仲間を集めて皆で楽しく幸せになりたい』という思いから「17 Live」という名前になりました」

ジェフことJeffrey  Huang(黃立成)氏は台湾の人気ラップグループLA. Boyz(洛城三兄弟) の1人で“Machi アニキ”(麻吉大哥)と慕われる人物。自らは芸歴20年を超えるベテランだが、ほんの一握りの人間しか成功できない台湾芸能界のしくみを打破し、できるだけ多くの才能がきちんと認められる場所をつくりたいという思いから「17 Live」というライブ配信サービスを始めた。

「台湾には日本とは比較にならないくらい多くのライブ配信サービスがありますが、どこも使いやすさなどの技術重視の運営でした。でもJeffはまず、儲けよりもどうしたら皆が楽しめるか、業界を活性化していけるのかを考えたのです」

Jeff氏は自身の芸能人というステータスを活用し、芸能人と一般人のコミュニケーションを重視。無名のアーティストや素人をマネジメントしてファンを増やしていった。結果、芸能人にも強く可愛い女の子が多く集まる17 Liveは数ある競合を押しのけ業界No.1となる。

※パーティー会場で気さくに背してくれた17ライブの生みの親Jeffery Huang(黃立成)氏

「これまでのメディアは映画やテレビといった第一世代、次にYoutubeやSNSなどの第二世代という流れです。17 Liveは一方通行ではなく送り手と受け手がインタラクティブにつながる第三世代であり、まさにこれからの新しいメディアと言えるでしょう」

収益システムもYoutubeやSNSのような広告収入ではなく、ファンが購入する有料ポイントが運営とライバーの収益になる。

「ファンは有料ポイントを使ってライバーに直接ギフトを贈ることで、傍観者ではなく当事者としてLIVEに参加できます。スマホゲームで強い装備を購入するように、ギフトをプレゼントすることでお気に入りのライバーとより強いつながりを持てるのです」

大道芸でおなじみの“投げ銭”システムだ。多くの客を集めるほど利益は増えるが、そのためには客が集まるだけのクオリティが求められる。路上パフォーマンスであれデジタルの世界であれ、ライブとの相性が良い収益システムということか。

300人のトップライバーが集う、あまりにバブリーなクリスマスイベント!

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