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尾崎世界観は「感謝の人」だった!?

尾崎世界観は「感謝の人」だった!?
【連載】やきそばかおるのEar!Ear!Ear!(vol.40)

この1年、ラジオファンの間で「面白い番組」のひとつとして話題に上がったのが、尾崎世界観さん(クリープハイプ)が担当しているJ-WAVE月曜深夜の番組「SPARK」(24時―25時)です。

10月に放送されたTV番組「アウト×デラックス」(フジテレビ)で、尾崎さんのアウトっぷりが放送された時は、「この番組のスタッフは絶対に『SPARK』のリスナーに違いない!」と思い、なぜか嬉しくなったほどです。

尾崎さんがアウトだと言われた要因は、小さなことでもイライラしてしまって、それをラジオで言っているという点でした。実際に「SPARK」では、尾崎さんがイライラした出来事をよく話しています。「アウト×デラックス」でも、尾崎さんをイライラさせた駅員の言動、映画館でまわりの人をイライラさせる客、さらに、イライラさせるツイートなどの話をしていました。特に、エゴサーチをした時に嫌な気持ちにさせてくるツイートの話では、「アウト×デラックス」のレギュラーの山里亮太さん(南海キャンディーズ)と、意気投合していました。

そんな尾崎さんは、先日、新潮社から出ている『波』の中で、神田松之丞さんと対談をしています。尾崎さんも松之丞さんもご存じの方は「話が合いそう!」とピンとくるかもしれません。松之丞さんも、ご自身のラジオ番組で「自分がイライラすること」や「何かに対する怒り」をよく話しているからです。

尾崎さんはスタイリストの伊賀大介さんから「すごい講談師がいる」と勧められて寄席に足を運んだことがきっかけで、松之丞さんにハマったそうです。一方、松之丞さんも尾崎さんの著書『祐介』を読んで、尾崎さんの心の中の「怒り」を感じたそうです。対談ではお互いが感じる「世の中のうそくさいもの」の話や「怒りを感じること」などの話を語り合っていました。

さて、私はというと…、人に対してイライラすることはあまりないのですが(嘘です。本当はドッサリとあるのですが、書くとキリがないため自ら割愛しました)、自分にイライラすることがあります。

ありがたいことに、仕事柄、音楽やお笑いライブの後に楽屋挨拶をさせていただくことがあるのですが、私にとって、これがとてつもなく苦手なのです。楽屋前に一列に並んでいて、あと4組、あと3組、あと2組…いずれの組も大盛り上がりで、楽屋からは爆笑さえ聞こえてきます。同行している人がいれば話は別ですが、1人で行っていた時は緊張する上、どんな感想を言っても不正解な気がします。

例えば、あるお笑いライブの楽屋挨拶の時は、「楽しかったです!」が第一声だとしても、それで去るのではなく、もう一言は付け加えたいところ。かといって「オチが面白かったです」では、“上から目線”のような気がするし、「設定が最高でした」も違う気がします。あるお笑いライブの時は、オドオドしながら、緊張して喉がカラカラの状態で、出てきた言葉は「小道具がよく出来てますね」でした。焦っていたとはいえ、0点です。

こうなったら「とっても楽しかったです! ただし、諸事情で楽屋挨拶は失礼させていただきますカード」みたいなものを作ってもらって、紙にメッセージを書いて、それを出して帰るだけなのもアリ…ということになってくれたらいいなと思うのですが、どうでしょうか。(ん? ダメそうですね…)

私は、クリープハイプを東京や大阪のフェスなどで何度か楽しませていただいたことがあります。幸か不幸か、いずれもプライベートで行っているので、楽屋挨拶をさせていただく立場になったことがありません。もしいつかその時がきた時は、自分のてんやわんやぶりを許してもらえるような、財布が許す限りの手みやげを持参したく思っております…。

と、私のポンコツ話で終わってしまうと、尾崎さんが“イライラした話をしている人”だけのイメージで終わってしまいます。私が言いたいのは、実は尾崎さんは感謝の言葉をよく口にしているという点です。

クリープハイプの楽曲が2018年2月期の「みんなのうた」(NHK)で流れることが決定し、「SPARK」で報告しただけでなく「伝統のある『みんなのうた』を作れるというのは本当に、すごく嬉しかったです。一生懸命やりました。どうせやらせてもらえるんだったら『みんなのうた』でしかできないことやりたいと思って作りました。楽しみにしていてほしいなと思います」 とのこと。

「アウト×デラックス」についても、番組のスタッフが非常に丁寧に打ち合わせをしてくれたことを「SPARK」で触れて、感謝の言葉を述べていたほか、今年、関西で開催されたフェスでも「まだ『クリープハイプ』が無名だった頃から声をかけていただいて、初めて出演交渉の電話がかかってきた時は、東京のアパートで喜びました。本当にありがとうございます」とお辞儀をしていました。

いや、ホントに直接お礼を言うことって大事です。私もクリープハイプのライブで今後、楽屋挨拶をさせていだく機会がある時は、丁寧にご挨拶させていただきます。

読者の皆様におかれましては、私が先ほど「諸事情で楽屋挨拶は失礼させていただきますカード」の話をしたことは、オトナとして恥ずかしいので忘れてください!

SPARK http://www.j-wave.co.jp/original/spark/

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